トラウマがあると、人に注意されたり、指摘されるのも過剰に怖いということがあります。
心臓がバクバクするし、言いたいことも言えないし、そうやって怯えていると、さらに責められ続けてしまうという不思議。
この時のセッションのテーマは少し違ったのですが、トラウマの部分を扱ったことで、連鎖して今回変化があったということで、クライアントさんから、セッション後の変化のメッセージをいただきました。
📩クライアントさんの報告

こんにちは。
あっこさんの投稿の中のADHDの単語を見て、感じたことがあったので、LINEさせていただきます。
私も〇〇さんと同じような変化を感じています。
論理的思考の先生から無表情て突っ込まれると、今までは怒られた感覚になり、頭が真っ白になったり、口調が強くなったりして、結局何を言っているのかわからない状況になっていました。その後、やっぱり自分はダメだと落ち込み、ASDやADHDなどの発達障害のせいにしていました。
ちょっと失敗して上司にご迷惑をかけてしまった時も然り。
でも同じ状況になった時、妙に落ち着いて言葉を受け止めることができ、自分の言葉で伝えたいことをお伝えできました。不思議な感覚でした。
そして、「あー、この人達は私を責めようとしているのではなくて、状況をよくしようとしてるんだなぁー」って思って、そしたら何か涙が出そうな感覚になり、、。これは何だろう?とまた不思議な感覚を味わいました。
あとあと、オーダーを出さないで不機嫌になっている母親に「オーダーだしてっ」って言えました!
今までは母にそんなこと言えなかったなぁ。なんかすっきりしました。これから変わっていくといいです。それから、車の運連で後ろにぴたっとくっついてくる車がいると、今までは「遅くてごめんなさい。」と焦っていましたが、今は「私はこのスピードで走りたいの☆」と落ち着いて自分のペースで運転できるようになりました。
また思ったことがあったらメッセージさせてください。ながーくなりましたが、ここまでよんでいただきありがとうございました。
変化が沢山あったようで、一度に情報が盛りだくさんですが、スタートの彼女を知っているからこそ、ここまでの変化にジーンときています。
なんでも自己否定に捉えやすい人
Threadsで見る
ちょうど、スレッズでもこんな投稿をしていたので、貼っておきます。
相手が意見を言ったり、指摘をしてきたりするだけで、「怒られた」という感覚になってしまう人がいます。
私自身も過去には、そういう経験があります。
今回、メッセージをくださったクライアントさんも「頭が真っ白になる」「何を言っているのがわからない状態になる」という症状を抱えていました。
細かい反応は、人それぞれですが、”過剰反応”しているという共通点があります。
これは、目の前の相手のせいではなく、その出来事に対して、過去の傷が反応して、自分を守るために、反応していることや、トラウマ反応であったりします。
不思議な感覚ですが、そういう反応をとってしまう幼少期のもとになっている体験からくる傷が解消されれば、今回のクライアントさんのように、
「なぜか落ち着いて対応できた」というようなことが起こります。
「怒られるのが怖い」の正体は、心の深い傷
ちょっとして指摘や注意を「怒られた」「責められた」と過剰反応してしまうのは、幼少期に以下のような経験がある方が多いです。
- 親の顔色を伺って育った
- 小さな失敗を過剰に責められた
- ちょっとでも出来ないことがあるとガミガミ怒られた
こういった経験があると、相手の表情や口調に敏感になり、幼少期の経験と重なり、本来の意図とは違う「怒り・否定・攻撃」と受け取ってしまうことがあります。
トラウマ反応がなくなると起こること
トラウマ的な反応が改善されると…
- 相手の指摘を冷静に受け止められる
- 自分の気持ちを伝えられるようになる
- 過剰な恐怖がなくなる
- 「怒られるかも」と怯える日常から解放される
これは、努力やポジティブ思考で無理やり変えられるものではありません。
問題となっている心の深い部分(潜在意識)をセッションで扱うことで変化がおこります。
親との関係性の変化
メッセージで言ってくれている、
「オーダー出してっ」の話は、私の継続セッションやライブ配信を見たことが無い方はわからないと思うので、説明しておきます。
勝手に不機嫌になる人っていますよね。
その人の中には、
「私、こんなにやってるんだから、あなたたちもやってよ。」
「私だって疲れてるのよ。」
「私ばっかり…」
というような感情を勝手にため込んでいる場合が多いですね。
「オーダー出してっ」というのは、こういった人に対して、
言ってくれなくちゃわからないから、やって欲しいことをちゃんと言ってと伝えることを言います。
こういう人って例えていうなら、
レストランに食事に来たのに、オーダーせずに、料理がこないって怒ってる人なんです。
オーダーしたらいいだけなのに…。
今回のクライアントさんのように、お母さんがオーダーださずに不機嫌なタイプだと、子供のころは、なんでお母さんが不機嫌なのかわからず、機嫌を伺わなければならないような場面が多かったのではないかと思います。
こういった体験から、
”無表情で突っ込んでくる先生”に対して、怖いという反応が作られることがあります。
※実際に無表情かどうかもクライアントさんの主観であり、トラウマが解消されると無表情だと思っていた相手の表情も優しく見えるなんてこともあります。
車の運転の話もそうですが、「怒られるのが怖い」と怯えている人は、あの人もこの人も怒ってくるんじゃないかと身構えてしまいます。
私自身も、道を歩いているだけで、みんな怖そうに見えましたし、「何か怖いことがあるんじゃないか」という予期不安に身構えながら過ごしていた時期があります。
一日過ごしただけで、ぐったりなんですよね。
もちろん、恋愛でも、モラハラや支配的な人とマッチングしやすく、『怒られることに怯える』という体験を繰り返しやすくなってしまいます。
参考記事▼
自己否定感が強まるモラハラ環境とは?
継続的にセッション受けていただくことで、改善された方は沢山いらっしゃいますので、
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