大事な場面で、感情の爆発が抑えられない症状の原因と対策

こんにちは、あっこ(@akko.insta7)です。

「大事な場面で、感情を抑えきれず、人間関係を壊してしまう」
というご相談をお受けすることがあります。

最近では、起業家、経営者、フリーランスの方々からも、ご相談が増えています。

感情を抑えられないことで、

  • 大事な商談で、相手の一言にカッとなってしまい、交渉が破談になった
  • 売上や取引に影響が出るほど、感情の波に左右される
  • 過剰に相手の非を責めてしまった
  • 感情的になりすぎて、社員や部下との関係が悪化した

理性ではどうにもならず、そのせいで、売り上げの足を引っ張ってしまうこともあるため、深刻な悩みの1つでもあります。

このような話をすると、

  • メンタルマネジメントが出来てない
  • 自分に甘いだけだ

などの声も聞こえてきそうですが…そういう問題だけではないんですね。

実はこれ、自己防衛反応という心理メカニズムが関係しています。

感情の爆発が起こる心理メカニズム

感情の爆発は「過剰な自己防衛反応」が原因です。

これは、過去(主に幼少期)の経験から引き起こされます。

その経験に触れるような出来事が起こると、ちょっとした出来ごとでも「危険だ!」「怖い!」と過剰に反応し、怒り(攻撃性)として、出すことで自分を守ろうとしているんです。

この場合、

メンタルやマネジメント、コミュニケーションなどについて学んで対策しようとしても、一時的な感情の抑圧になってしまい、かえってのちのち爆発してしまうということが起こります。

だから、決して「自分に甘い」からダメなんだということではないんですね。

幼少期の主な環境

  • 厳格な親のもとで育った
  • 泣くのはダメ、怒るのはダメなど感情を抑え込むことを求められた
  • 親の顔色を伺っていた
  • 傷ついた体験、トラウマ体験

間違った対策(逆効果になる方法)

感情の爆発を防ごうとして、やりがちな間違いが
「感情を我慢して抑えようとすること」です。

例えば…

  • 取引先にイラっとしてもグッと飲み込む(でもどこかで爆発する)
  • 社員のミスに対して「怒るのは良くない」と自分を抑え込む

我慢…我慢…我慢…

短期的には、効果があるかのように見えますが、我慢して抑え込んだものは、いつか爆発します。

経験、ありませんか?

感情の暴走は、”我慢して抑える”、”なんとかコントロールする”というのは、根本解決になっていないだけでなく、爆発の先送り(未来への借金)のようなものです。

むしろ、症状を悪化させる場合もあります。

根本解決が出来ると、そもそも、そこに以前のような感情がわかなくなるんです。

先日も、このような症状を抱えている起業家さんへセッションをしましたが、

  • 物事を俯瞰してみれるようになった
  • 以前のような爆発がなくなった

と、症状が改善されていました。

『感情の爆発が抑えられない』

症状を、その都度何とか抑え込んで、時々爆発しながらも、何とかやりこなしてきた方もいるかも知れませんが、そもそもその症状がなくなることで、

抑え込むことに使っていたエネルギーを、ビジネスの健全な方向を使えるようになるわけです。

周りとの人間関係、お客様との関係、取引先との関係を良好に作れるようになることで、売り上げも当然上がっていくようになります。

逆に言うと、この症状を抱えていることで、機会損失している売り上げがどれだけあるかということなんですよね。

この金額、大きいですよ。

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