【恋愛が苦しいあなたへ】なぜこんなにも辛くなるのか?愛着と自己肯定感から読み解く“苦しい恋”の正体

恋愛依存と愛着
  • 相手のちょっとした言動で不安になってしまう
  • 私さえ頑張ればと自己犠牲して尽くしてしまう
  • 一緒に居ても不安、離れるともっと不安
  • いつも心が満たされず、穴があいた感覚
  • 毎回同じ恋愛のパターンで失敗する
  • どうしても相手に依存してしまう

恋愛をはじめた瞬間は幸せだったはずなのに、いつの間にか不安や苦しさに飲み込まれていく…
そんな恋愛を繰り返していませんか?

その”恋愛の苦しさ”には、幼少期に形成された”愛着スタイル”や”自己肯定感の低さ”といった、心の土台に深く関係しています。

今回は、どうすればこの「苦しい恋愛パターン」から抜けられるのか?、心理的なメカニズムを紐解きながら、抜け出すための具体的なステップをお伝えします。

なぜ恋愛が苦しくなってしまうのか?

✔ 「なぜかいつも同じような苦しい恋愛を繰り返してしまう…」
✔ 「別れたいのに別れられない、依存してしまう…」
✔ 「相手がそっけないと、すぐに嫌われたと感じる…」

いつもこのような思いを繰り返しながら、苦しい恋愛にはまっていませんか?

恋愛が苦しくなる理由①:相手に依存してしまう

恋愛が苦しくなる最大の原因の1つが「依存」です。

「彼が居ないと何も出来ない」「返信が遅いだけで不安になる」「少しでも距離を感じると嫌われたと思ってしまう」

こんな経験があるなら、それは”依存的な恋愛”になっているサインです。

依存の原因は大きく分けて3つあります。

①愛着の問題
幼少期に「無条件に愛されている」安心感を感じられなかった人は、子供の時に満たされなかった愛される感覚を「誰かに満たして欲しい」と依存傾向が生まれやすくなります。

②自己肯定感の低さ
誰かに認めてもらわなかれれば、自分には価値がないと思ってしまうと、相手との関係性にしがみつきやすくなります。

③トラウマ・過去の傷つき体験
見捨てられた、否定され続けた、暴力をうけたなどの体験があると、そうなるかも知れないという恐怖から、安心できる(と思い込んでいる)存在にしがみつく傾向が出てきます。

このように、依存というのは、「意思が弱い」という単純なものではなく、「心の安全基地がない」ことから起こります。

恋愛や人間関係に依存してしまう人は、もともとすごく頑張り屋で、繊細で、優しい人が多いです。でも心のどこかに「私は一人では生きられない」という恐れや、「私は愛されない」という不安を抱えていることが多いです。

恋愛が苦しくなる理由②:自分を犠牲にしてしまう

「私さえ我慢したらうまくいく」「嫌われたくないから本音は言えない」「相手の気持ちを優先して自分の感情を後回しにする」

こんな風に、自分の感情を押し殺して、相手に合わせてしまう人も、恋愛がどんどん苦しくなってしまいます。

最初は「好きだから」「相手のために」と思っていた行動も、積み重なるうちに心のバランスが崩れ、「なんのために頑張ってるんだろう?」という虚しさに襲われることもあります。

恋愛が苦しくなる理由③:愛着不安が強い

苦しい恋愛の根っこには、愛着スタイルが影響しています。

愛着とは、幼少期に親や養育者との関係の中で形成される「人とのつながり方のクセ」のこと。

その中でも、不安型愛着スタイルの人は、人間関係において「見捨てられる」ことや「拒絶されること」に対して、過剰に敏感になる傾向があります。

恋愛になると、相手の態度や言葉に強く反応してしまい、安心できず、不安や恐怖に振り回されやすくなります。

まずは愛着スタイルをセルフチェック
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恋愛が苦しくなる理由④:自己肯定感の低さ

「私なんて…」「どうせ嫌われる」「私が悪いんだ」

無意識に自分を責めてしまっていませんか?

自己肯定感が低いと、恋愛でも自分を卑下しやすくなり、「ありのままでは愛される資格がない」と感じてしまいます。
その結果、「もっと頑張らなきゃ」「相手に合わせなきゃ」と無理をして相手に合わせて、依存的になります。

愛着とは?

愛着とは、「特定の他者(主に幼少期の養育者)との間に形成される、情緒的な絆」のことをいいます。

特に、幼少期に養育者(母親など)との関係を通じて形成され、人とのつながり方の”土台”となるものです。

愛着がうまく形成されないと、愛着の問題を抱えることになりますが、例えば、

  • 「見捨てられ不安」が強く、相手に執着する(愛着不安型)
  • 相手の愛情を試すような行動をして、関係を壊してしまう
  • 本当に大切にしてくれる相手を避け、ダメな相手ばかり選んでしまう
  • 深い関係が怖くて距離をとる(愛着回避型)
  • 愛されるために無理をしすぎる(共依存)

などの行動が出やすくなります。

愛着障害のセルフチェックをしたい方はこちら
大人の愛着障害セルフチェックリスト|愛着スタイルを知って恋愛のモヤモヤを解消する方法

愛着パターンと恋愛依存の関係

愛着パターンは4つあります。
詳しくはこちら▼
大人の愛着障害セルフチェックリスト|愛着スタイルを知って恋愛のモヤモヤを解消する方法

特に、「不安型愛着」の人は、以下のような特徴を持っています。

相手が離れそうになると、必死にしがみつく
相手がそっけなくなると、すぐに不安になる
「相手の気持ち」が気になる、落ち着かない

「回避型愛着」の人は、逆に恋愛を遠ざける傾向があります。

深い関係になると、不安になり、距離を置いたくなる
相手から逃げたくなる

まずは愛着パターンを知ることが、第一歩です。
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恋愛依存の症状チェックリスト

以下のような特徴に当てはまる場合、恋愛依存の傾向がある可能性があります。

相手の機嫌や態度が気になってしまう
自分の幸せより、相手の気持ちを優先してしまう
恋人がいないと孤独感が強い
相手の態度に一喜一憂し、感情が不安定になる

もっと詳しく知りたい方はこちら▼
恋愛依存とは?|原因・特徴・克服法を徹底解説

【実践】恋愛の苦しさから抜け出すための3ステップ

苦しい恋愛を抜け出して、健全な恋愛をするための具体的な方法を紹介します。

ステップ①「自分の愛着パターンを知る」

まず、自分がどのタイプの愛着パターンを持っているのかを理解することが重要です
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ステップ②「自己肯定感を高める」

自己肯定感が低い人は、恋愛も相手軸になりやすく、依存的にやりやすい傾向があります。
また、理不尽な扱いをされたり、苦しい関係性なのに離れられないのは、「私は大切ではない」という、自分の価値を低く感じている状態だからです。

自己肯定感を取り戻していく取り組みをしていきましょう。

ステップ③「自分軸を持つ」

恋愛が全て相手次第になってしまうと、依存も強まります。
自分軸を持って、自分はどんな恋愛がしたいのか、相手とどのような関係性を作りたいのか、主体的に2人の関係性を決められるようになりましょう。

恋愛=幸せのすべて、にならないように
「自分はどうしたいか?」を考える習慣をつける

苦しい恋愛から抜け出した先に待つ未来

恋愛に振り回されない自分になれた時、あなたの人生は大きく変わります。

  • 恋人に依存せず、自分の人生を大切にできる
  • 「愛されるために頑張る」ではなく、「お互いを大切にし合う恋愛」ができる
  • 恋愛・仕事・人間関係のバランスが取れるようになる
  • 「ちゃんと愛される」ことが当たり前になる
  • 誰かに依存しなくても大丈夫と思えるようになる

それは、誰かに与えられるものではなく、あなたが”自分との関係”を整えた先に訪れる未来です。

「恋人さえいれば、他には何もいらない」、依存的な人は、こんな気持ちになってしまう人までいます。

こんな気持ちになっているつもりはなくても、実際のところ現実が「恋人しかいなくなって、他を失ってしまった」という状態になってしまった、なっていきつつある…

という状態の人も多いのではないでしょうか?

恋愛依存の先で、恋愛が終わってしまった時に失うものは、自分が思っている以上に大きいです。

関連記事▼
恋愛依存の原因と克服法|依存から自立した恋愛へ

まとめ|「苦しい恋愛に振り回される人生」から抜け出そう

恋愛は本来、苦しむためにするものではありません。
恋愛を通じてより自分らしくなったり、安心できる関係を築けたりするものです。

もし今、あなたが「恋愛が苦しい」と感じているなら、それは心のどこかに”解決されていない傷”があるサインかも知れません。

健全な恋愛は、自分の人生を大切にしながら、相手の人生も自分の人生もよりよくなっていくものです。

もしも、何かが犠牲になっている、苦しさを抱えているのなら、一度立ち止まってみてください。

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