不倫、モラハラ、DV苦しい関係なのに、なぜか別れられない…
「頭ではわかってるのに…どうして私は別れられないんだろう?」
こんな風に悩んではいませんか?
「別れたいのに別れられない」——— これは、あなたの意思が弱いからではありません。
そこには、心理的なブロックや深い愛着の問題が関係しています。
この記事では、不倫、モラハラ、DVなど苦しい関係にありながらも、「別れたくても別れられない」状態にあるあなたが、なぜいつまでも離れられないのか?そして、どうしたら抜けられるのか?について、原因と、その対処法を具体的に解説していきます。
「どうしても別れられない…」そんな方は、ぜひ最後まで読んでください。
なぜ「別れたいのに別れられない」のか?
「頭ではわかっているのに…」
「一緒に居ても苦しいだけなのに…」
でも、いざとなると動けなくなる。
「別れたいのに別れられない」っていう、悩み相談は、実はとても多いです。
次のような声をこれまで沢山聞いてきました。
- まだ好きな気持ちがある
- 情が残っていて割り切れない
- 私が居なくなったら困ってしまう
- 何度も別れようとしたけど、戻ってしまう
- 離れよと思うと苦しくてたまらない
- 周りはやめた方がいいっていうけど、どうしても怖くて動けない
「こんな相手本当は、早く別れた方がいいんだろうな」って頭ではわかっている方がほとんどです。
だからこそ、別れるという行動が出来ない自分が苦しいし、悔しいのです。
こう思ってしまう背景には、いくつかの心理的なブレーキがあります。
「別れられない」理由
経済的な不安
「一人で生きていけるのか?」
「生活が成り立たないかも…」
経済的な理由から、将来の見通しが立たないという不安はとても大きいものです。
「別れたら、一人で生きていけるのか…?」
「今の生活は壊したくない…でも、このままでは苦しい…」
そんなジレンマに悩む方が本当に多いのです。
特に、専業主婦や時短パート勤務などで収入に差がある関係では、経済的な不安が大きく足かせになります。
愛情・情・依存がある
「まだ好きな気持ちがある…」
「こんなに一緒にいたのに、簡単に終わらせていいの?」
「この人を見捨てられない」
情が湧いていると、「別れる=裏切り」と感じてしまい、踏み出せなくなります。
しかし、これらの感情は、実は純粋な”愛”ではなく、依存のである場合が多いです。
特に、「別れたくても別れられない」と悩む方の多くは、共依存という関係性にはまっていて、共依存にはまると、「別れたくても別れられない」のですが、その理由がないと、脳は整合性がとれなくなってしまうので、別れられない理由を「まだ好きだからだ」と、後付けで解釈し正当化しようとするということが起こります。
愛と執着の違いについては、以下で詳しく解説しています▼
”愛”と”執着”-不安ベースの恋愛が終わらない理由 ”愛”と”執着”-不安ベースの恋愛が終わらない理由|あっこ|心理戦略家「あの人じゃなきゃダメ。」 「失うのが怖い…」 「連絡が来ないだけで不安で頭がいっぱいになる」 「苦しいだけなのにどうしても離れられない…」 そう感じるとき、それは、”愛”ではなく、”執着”の可能性が高いです。 「愛」と「執着」の違い 愛の...
子どもの存在
「子どもには父親(母親)が必要だから…」
「離婚したら子どもに申し訳ない…」
この考えが強いと、どんなに辛くても耐えてしまいます。
しかし、実際にご相談に来てくださった方の多くがこう話してくれます。

別れたことで、私も子どもも本当に穏やかになりました。
我慢することだけが、よい選択であるとは限らないのです。
恐怖心(報復されるかも…)
経済的な問題が解決していても、子供の問題がなくても「別れられない」と悩む方は、多くいらっしゃいます。
その理由が、”恐怖”です。
別れ話を切り出すと
「別れたらお前の人生をめちゃくちゃにする」
「絶対に許さない」
と脅してくる人も居ます。
こういった人が相手である場合、恐怖心が、別れたいのに動けない状況を作り出します。
脅されるかもという不安だけでなく、「見捨てられ不安」から恐怖を持っている方もいらっしゃいます。
別れられないのには、さまざまな理由があがりますが、一番がこの恐怖との戦いです。
見捨てられ不安について詳しくはこちら▼
【恋愛が重くなる原因と克服法】見捨てられる怖さを克服する方法
自己肯定感の低下
「私が悪いのかも…」
「私がもっと頑張れば、変わってくれるのでは…?」
相手がモラハラ気質の人や批判的、暴力的な人だと、日常的にあなたの人格を否定するような言葉を繰り替えされます。結果、相手に洗脳されることで、自分が悪いと錯覚してしまいます。
「気が付けば、相手の言葉に支配されている…」
「もっと努力すれば、この人も変わるかもしれない」
———そう思い続けて、何年我慢を重ねましたか?
モラハラ環境による自己肯定感の低下について詳しくはこちら▼
【モラハラ後遺症とは?】症状チェックリストと克服法を徹底解説
「別れられない」本当の理由は、見捨てられ不安
もしも、別れたら、
- 一人じゃ生きていけないかも知れない
- この人が居なくなったらもう誰も私を愛してくれないかも知れない
- 別れたら後悔するかも知れない
- 寂しさに耐えきれないかも知れない
こういった心配がご自身の中にないでしょうか?
これが、「別れたいのに別れられない」強い不安感の本当の正体です。
見捨てられ不安・分離不安
愛着に問題を抱えている人は、見捨てられ不安、分離不安と言った、過剰な不安感を持っています。
この不安感は、言葉でいうほど、軽いものではなく、本人にとっては、”死ぬほどの怖さ”です。
不安で不安でたまらなくて、居てもたってもいられない…過剰な不安感の中で、なんとか自分を保って、生きているバランスが、目の前のパートナーを失ってしまうかもと思った瞬間、崩れていきます。
そんな不安を感じるくらいだったら、
どんなに罵倒されても、怒鳴られても、場合によっては暴力であったとしても、一緒に居てくれる相手がいることの方が、安心だと感じてしまいます。
…だから、一緒にいることを選んでいます。
合わせて読みたい参考記事▼
嫌いなのに離れられない『依存的敵対関係』とは?
ですが、顕在意識レベルでは、一緒に居て苦しい相手と一緒に居たいというのは、辻褄が合いません。
なので、脳はこれを辻褄が合うように後から理由をつけて、認知を歪ませてしまいます。
この結果が、「まだ好きだから別れられない」「子供のために別れられない」という思いこみの根本です。
私自身、見捨てられ不安が過剰に強く、相手に捨てられないことが最優先でした。
どんなに苦しくても、雑に扱われても、”見捨てられる怖さ”に比べたら、辛さに耐えてでも一緒に居たほうが安心でした。
でも、それについて「まだ好きだから」本気でそう思ってきました。
見捨てられる恐怖は、感じたことある人にしかわからない、強い強い恐怖です。
本人にとっては、死ぬより怖いことです。
正直私は、この恐怖感について、わかった風なこと言われると腹が立つくらいでした。
周りは、「別れたらいい。」って簡単に言うけれど、
「あなた、死ぬほどの恐怖って味わったことないでしょ?」って、そう思ってきました。
ですから、あんまり周りにわかってもらえないという方も、心配しないでください。
普通はわからないものだし、あなたが感じている不安感っていうのは、周りの人が考えるような軽い不安とは程度が違います。
本当に、怖いですよね。そう簡単に一歩、踏み出せないから悩んでるんですから。
見捨てられ不安、愛着スタイルが気になる方へ
「別れたいのに別れられない」背景には、愛着の問題があります。
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まとめ:別れたいのに別れられないのは、あなたのせいじゃない
「別れたいのに別れられない」というのは、あなたの意志が弱いせいではありません。
心の深い部分にある「恐怖」によって、相手と離れられなくなっているのが原因です。
「怖くて当然」なのです。
まずは、それを受け止めて、そこから一歩ずつ進む方法を探していきましょう。
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