【モラハラ後遺症とは?】症状チェックリストと克服法を徹底解説

「モラハラ関係から抜け出したのに、なぜ苦しみが続くの?」
「自分に自信が持てない…何をしてもダメな気がする。」
「他の人もモラハラしてくるんじゃないかと、ずっとビクビクしている。」

モラハラは 「離れたら終わり」ではありません。
むしろ、モラハラから抜け出した後こそ、 「本当の自分を取り戻す」ための大切な時間 です。

でも、何をすればいいのか分からない…
このままでは、ずっと過去に縛られてしまう気がする…

そんな不安を抱えている方へ。この記事では、モラハラ後遺症の具体的な症状と、その克服方法を徹底解説します。

モラハラについてより詳しい内容は、こちらの記事をご覧ください▼

📝モラハラとは?【モラハラの特徴7選】その特徴、影響、そして対処法を徹底解説

モラハラ後遺症の症状チェックリスト

モラハラの影響は目に見えない形で心と体に残ります。
「自分は大丈夫」と思っていても、後から影響が出ることもあります。
以下のチェックリストで、自分の状態を確認してみましょう。

モラハラ後遺症チェックリスト

☑ 自分はダメな存在だと思ってしまう
☑ 自分の能力を過小評価してしまう
☑ 何をしても「自分はできない」と思う
☑ 他の人もモラハラしてくるんじゃないかとびくびくする
☑ 突然フラッシュバックが起こる(PTSDの症状)
☑ モラハラ加害者の声や態度を思い出し、苦しくなる
☑ 強い不安感や無気力が続く
☑ 恋愛依存・共依存の傾向がある

✔ 3つ以上当てはまる場合、モラハラ後遺症の影響を受けている可能性が高いです。

モラハラ後遺症の具体的な症状と影響

モラハラ被害者が抱えるモラハラの後遺症は、以下のようなものが挙げられます。

  • 精神疾患(鬱、適応障害など)
  • 自己肯定感の低下
  • 自分軸を持てない・他人の評価が気になる
  • 過剰な警戒心(他人を信用できない)
  • 強い不安感
  • 恋愛依存、共依存
  • 認知の歪み

精神疾患

我慢を重ねすぎた結果、精神疾患を患ってしまう方は少なくありません。精神疾患になってしまうと、離れた後も病気の治療が長期に渡ることもあります。

出来れば我慢を重ねずに、早めにご相談いただきたいなと思います。

自己肯定感の低下

もともとは、明るく社交的なタイプだったという方でも、長年のモラハラ環境の中で、自己肯定感がどんどん低下し、自信を失って、人間関係も狭くなってしまったり、無力感を感じるという方もいらっしゃいます。

「お前に出来るわけがない。」「お前はダメな人間だ」

こんな言葉を日常的に言われ続けるモラハラ環境では、どんどんその言葉が自分の心の中に刷り込まれていき、セルフイメージも低くなっていきます。

自分軸を持てない・他人の評価が気になる

✔ 自分の意思で決めるのが怖い
✔ 他人の顔色を伺いすぎてしまう
✔ 「本当は何がしたいのか」が分からない

モラハラ環境では、 「お前は一人では何もできない」 と刷り込まれていたため、「自分の選択に自信が持てない」 状態になりがちです。

また、もともとそういう傾向を持っていた(幼少期から親の顔色を伺いながら過ごしてきたなど)傾向がある方は、無意識レベルで、誰かに命令されていたり、支配されている環境を好んでしまう(安心してしまう)ので、モラハラ加害者とマッチングしやすい傾向にあります。

過剰な警戒心(他人を信用できない)

✔ 「また傷つけられるのでは…?」
✔ 「この人もモラハラ加害者かもしれない…」
✔ 「誰かに心を開くのが怖い」

これは 「学習された恐怖」 とも言われ、モラハラ環境で生き延びるために身につけた「防衛本能」がそのまま残っている状態です。

このような警戒感から、あなたのためを思ってくれている人達にも、無意識に距離を置いてしまったり、人間関係に壁を作ってしまいます。

強い不安感

常に不安感を抱えているという人も少なくありません。

何をしても怒られる、怒鳴られるという環境は、自信を失わせます。

誰かに許可をもらいたくなる、誰かに指示をもらいたくなるという人もいらっしゃいます。

それだけ、これまで支配されて生きてきてしまったということです。

恋愛依存、共依存

恋愛依存や共依存に陥って、相手と離れられず苦しい思いをしている方も多いです。

ご相談にいらっしゃるほとんどの方が、『離れたほうがいいのはわかっているけど離れられない』というものです。

恋愛依存、特に愛着障害の傾向がある人は、「見捨てられ不安」という症状があり、相手から離れることに過剰な不安感が伴ってしまいます。

愛着障害の方は、モラハラの後遺症というだけでなく、もともとその傾向にあった方が多く、これまで何度も苦しい恋愛を繰り返してきたという方も多いです。

こういった方は、なかなか一人で症状の改善は難しい問題でもありますので、一度ご相談に来ていただけたらと思います。

恋愛依存について、詳しくは以下の記事を参考にしてください
恋愛依存とは?|原因・特徴・克服法を徹底解説

認知の歪み

特に、次の恋愛、新しい人間関係を作っていくときに影響してくるのが認知の歪みです。

これまで、否定されて怒鳴られ続けた経験から、「私の意見は受け入れてもらえない」などの思い込みが出来上がり、周りの人とのコミュニケーションが怖くなったり、自分の気持ちや考えを言えなくなったりします。

また、次の恋愛の時に、前の人よりましだから、健全な人であるという間違った判断をしやすいというのもあります。

『怒鳴らないからこの人はいい人、優しい人』という認識は、危ないです。

怒鳴らないのは普通であって、いい人ではないからです。

人の仕組みとして、何かと比較してしか物事を判断できないというのがあります。

これまでマイナスの人と付き合ってきた人は、マイナスを基準に判断してしまうので、『-100』が基準になってしまった場合、『-50』でも、いい人に見えてしまうという弊害があります。

次の恋愛に行く前に、これまでのモラハラ環境で出来上がった認知の歪みを改善していかなくては、前よりはましにはなるかも知れませんが、根本解決には至りません。

これまで、ご相談を受けたクライアントさんの中にも、2回、3回とモラハラ傾向のある人ばかり選んでしまったので、自分が変わらなければならないとセッションを受けに来てくださる方もいらっしゃいます。

モラハラ後遺症改善のために取り組むべきこと

事実を確認する

✔相手の言っていることが本当にすべてだろうか?
✔「本当に私はダメな人間なのか?」と冷静に考える

モラハラ加害者のいうことが全てではありません。
相手の言っている理不尽を真に受けているとどんどん洗脳が進んでいき、あなたの認知も歪んでいきます。

客観的事実を把握する力を身に着けて、事実はなんだろうか?と確認していきましょう。

境界線を引く練習

モラハラ被害を受けた人は、他者との境界線を持つことが苦手である人が多いです。

相手の問題を代わりに背負ってしまい、相手が自分でなんとかすべき問題を代わりに解決しようとしてしまいます。

相手にコントロールされ続けた結果、自分の意見や感情を抑える習慣がつき、相手の考えを自分のものとして受け入れてしまうのです。

他者との境界線を明確にし、相手に依存しない生活を練習しましょう。

具体的には、自分一人の時間を持ってみたり、自分の感情を感じていく、他人の問題と自分の問題をわける練習、自分の好き、嫌いを感じる練習をしてみてください。

自己肯定感を回復させる

モラハラ環境では、「お前はダメな人間だ」「何もできない」といった言葉で責められることが多く、被害者は自己肯定感を失っていきます。

失ってしまった自己肯定感を回復させていきましょう。

具体的には、

  • 日記をつける:毎日の出来事と感情を書き、自分の感じたことを受け入れて寄り添ってあげましょう。今日できたことや、感謝を書くのもおすすめです。
  • 趣味を持つ:自分の好きなことに没頭している時間というのは、自分自信に喜びを与えてくれて、気持ちも元気になります。
  • 自己肯定感を高めるワーク:日常生活の中で、どんな自分でも受け入れてあげて、「頑張っているね」など心の中で声を抱えてあげてください。自分で自分を肯定してあげましょう。

自分軸を取り戻す練習

✔日々の選択を、相手の求めていることではなく、自分の意志で決めてみる
✔「本当は私はどうしたいのか?」を意識する

出来る範囲からで大丈夫です。

いきなり、モラハラ加害者に自己主張するというのは、これまでの関係性を考えてもハードルが高いと思います。自己主張は自分の気持ちを受けいれてくれそうな、友人などから練習してみてください。

自己否定・自己肯定感の低下

「私はダメな人間だ」「何をしても失敗する」
こんな思考が無意識に染みついてしまっていませんか?

自己否定の背景にあるもの

  • モラハラ加害者からの 「お前は何をやってもダメだ」 という言葉の刷り込み
  • 何度も否定され続けた結果、 「どうせ努力しても無駄」 という思考が習慣化
  • 自分を肯定する経験が圧倒的に不足 している

以下の記事では、モラハラと自己否定感について解説してます▼
📝自己否定感を強めるモラハラ環境

人間関係を広げる

✔モラハラ加害者以外の、他の人の評価を聞くことで自分の価値を再確認する
✔「信頼できる人」と繋がり、心の安全基地を作る

モラハラ加害者とだけの人間関係しかないと、相手の言葉がすべてになってしまいます。
モラハラ環境による洗脳も強まっていきます。

出来るだけ広い人間関係を持ちましょう。

専門家のサポートを受ける

モラハラの後遺症は、トラウマになっている場合も多く、自分一人で解決しようとすると、逆に心の負担が増えてしまうことがあります。

また、取り組むべき方向性を間違えてしまったり、自己肯定感がどうしても下がっている状態なので、うまくいかないことでさらに自分を責めてしまうということもおこりやすいです。

本やネットで調べれば、知識は手に入りますが、実は知識があることと、症状が改善できることは違うスキルです。

長い間悩んでいたこともプロのサポートを受けることで、改善できることは沢山あります。

信頼できる専門家のサポートを受けながらゆっくり解消していきましょう。

個別セッションについては、LINEからお問い合わせください

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