
自動思考とは、ある出来事があったときに瞬間的に浮かぶ思考のことです。
自動思考は人によって傾向や癖があり、これまでの人生経験の中で形作られます。
例えは、
「彼にLINEを送ったのに返事が来ない」
という状況を想像してみましょう。
この時に、
「彼は今忙しいのかも知れない、時間が出来たら連絡が来るだろう。」と
捉えられる人が居れば、
「私のこと嫌いになったのかも知れない。もしかしたら他の子と会ってるのかも。」と悲観的に捉える人もいます。
こういった状況の時に、
楽観的に捉える人はいつも似たような考え方で楽観的に捉えるし、
悲観的に捉える人はいつも似たような考え方で悲観的に捉えてしまいます。
これが、自分の思考の癖です。
思考の癖がネガティブな方に偏り過ぎていると生きづらさの原因になります。
根本の問題としては、事項肯定感が低いなどがあげられますが、
今回は、顕在意識レベルで気づいて変えていけるものを気づいて変えていくためのワークを紹介します。
その前に約束をしてください。
ネガティブな思い込みや思考の癖が見つかった時には、
過度に自分を否定する必要はありません。
これまで気づけなかった癖に気が付いただけでも大きな一歩です。
また、ネガティブな癖があった時に、無理矢理にポジティブな自分になろうとしないこと。
現在地の自分を認めたうえで、ちょっと考え方を緩めてみるくらいの感覚で取り組んでみてください。
今回のワークで出来ることは、顕在意識で気づいて変われるレベルの問題です。
もっと潜在意識の深いところにあるもの、ワークに取り組んでもなかなか改善が難しいものについては、カウンセラーの介入が必要になります。
ワークをやってみたけれど、私の問題はワークだけでは難しいのかも?と思った方は、LINEでご質問ください。
自動思考の発見と書き換えワークのやり方

①おこった出来事を書く
日常の中で嫌な出来事、もやもやした時に、書き出してみましょう。
おこった出来事について
・いつ
・どこで
・誰と
・何があった?
これを、感情を入れずおこった事実だけを書きます。
②感情を書く
おこった出来事について、どんな感情を感じたのか書き出してみましょう。
・何を感じましたか?
・どんな感情になりましたか?
この時に、自己肯定感が低い人などは、自分の感じた感情よりも、相手のことを考えてしまったり、人に腹を立てるなんていけないと思っていたります。
どんな感情も感じていけないものはないので、感じた感情について素直に書き出してみましょう。

③①の出来事を受けてどんな思考を持ったか書き出します。
④思考の書き換え
自己否定のない考え方に書き換えてみましょう。
この時に大事なのが、むりやりポジティブになろうとしなくていいということです。
③で書いたネガティブな自分を否定する必要はありません。
ただ、こういう考え方もあるな、見方や捉え方が変わるだけで同じ出来事でも印象が違ってくるんだなと、今持っている自動思考を緩めるイメージで。
自動思考の根本は、潜在意識にある
根本は、潜在意識にあります。
今回は、セルフで出来るワークとして、顕在意識レベルで気づいて書き換えるというワークをご紹介しました。
これでもなかなか考え方の癖を変えるのが難しい、現状がよくなっていけない、もっと根深い問題を感じるという方は、潜在意識レベルから取り組んでいく必要があります。
私の場合はどうかな?と感じる方は、LINEへメッセージください。