モラハラ・DV、苦しい恋愛なのに別れられない理由
「別れたいのに別れられないんです。」
っていう、悩み相談は、実はとても多いです。
これ、他人の話なら、「別れたいなら別れたらいいじゃん」で終わるんですよね。
で、だいたいこういう人は、客観的に見ても、とうてい良いとは思えない（失礼←）不健全な相手をパートナーに選んでいるので、
なおのこと、周りから見ると、「むしろ早く別れた方がいい」思ってしまうくらい。
ですが、これが当事者となると、とたんに
- まだ好きな気持ちがある
- 情が残っていて割り切れない
- 私が居なくなったら困ってしまう
という、悩みにかわってしまうんです。
そして、もちろん本人だって、「こんな相手本当は、早く別れた方がいいんだろうな」って頭ではわかっている方がほとんどです。
だからこそ、別れるという行動が出来ない自分が苦しいし、悔しいですよね。
こういう人が、別れられない本当の理由って、
「まだ好きな気持ちがある」「情がある」「ほっとけない」みたいなことではなく、自分の中の過剰な思い込みが自分を縛っているだけのことがあります。
もしも、別れたら、
- 一人じゃ生きていけないかも知れない
- この人が居なくなったらもう誰も私を愛してくれないかも知れない
- 別れたら後悔するかも知れない
- 寂しさに耐えきれないかも知れない
これって全部、自分がその状態になったらどうしようという心配。
こういう人の思考は、過剰な不安感から来ています。
愛着に問題を抱えている人は、過剰な不安感、見捨てられ不安、分離不安と言いますが、それを感じています。
この不安感っていうのは、言葉でいうほど、軽いものではなく、本人にとっては、”死ぬほどの怖さ”なんです。
不安で不安でたまらなくて、居てもたってもいられない…過剰な不安感の中で、なんとか自分を保って、ごまかして生きているバランスが、目の前のパートナーを失ってしまうかもと思った瞬間、崩れていきます。
そんな不安を感じるくらいだったら、
どんなに罵倒されても、怒鳴られても、場合によっては暴力であったとしても、一緒に居てくれる相手がいることの方が、安心だと感じてしまうんです。
…だから、一緒にいることを選んでいる。
ですが、顕在意識レベルでは、一緒に居て苦しい相手と一緒に居たいというのは、辻褄が合いません。
なので、脳はこれを辻褄が合うように後から理由をつけて、認知を歪ませてしまいます。
この結果が、「まだ好きだから別れられない」という思いこみの根本です。
私自身、見捨てられ不安が過剰に強く、相手に捨てられないことが最優先事項でした。
どんなに苦しくても、雑に扱われても、”捨てられる怖さ”に比べたら、辛さに耐えてでも一緒に居たほうが安心でした。
でも、それについて「まだ好きだから」本気でそう思ってきました。
見捨てられる恐怖ってね、感じたことある人にしかわからないです。
本人にとっては、死ぬより怖いことですから。
正直、私ね、この恐怖感について、わかった風なこと言われると腹が立つくらいだったんです（今は落ち着きましたよ、多分ね）。
「あなた、死ぬほどの恐怖って味わったことないでしょ？」って、思いますから。
だから、あんまり周りにわかってもらえないという方も、心配しないでください。
普通はわからないものだし、あなたが感じている不安感っていうのは、周りの人が考えるような軽い不安とは程度が違います。
本当に、怖いんですよ。そう簡単に一歩、踏み出せないから悩んでるんですから。
さて、この問題を解決しようと思った時、最初の一方として、ぜひ取り組んでみて欲しいワークを紹介します。
離婚したらどんなまずいことがおこりそうだと思っているのか書き出してみましょう。
取り組んでみた方、やり方がいまいちわからないという方は、公式LINEからいつでもメッセージください。
愛着に問題があると、愛がわかりません。
だけど、この世の中すべては愛がベースになりたっちゃってるので、得体の知れない愛に包まれている世の中は、怖いんですよ。
- 人が怖い
- 世の中が怖い
- 未来が怖い
結局は、怖さから自分も未来を信用できなくなっちゃってるわけです。
もしも、今の相手と別れることで、最高の未来が来るって確定していたら、誰だって別れることできます。
