恋愛や夫婦関係で、我慢を続けた先で壊れてしまうもの
恋愛や夫婦関係で、あなただけが一方的に我慢し続けるような関係を続けていませんか?
「私さえ我慢すれば、うまくいくから…」
過去の私もそう言って、我慢し続けてきましたし、私のところに来てくださるクライアントさんも、こう話す方は多いです。
でもですね、どちらか一人だけが一方的に、我慢し続けて、やっと保てている(かのうように、見えているだけ)の関係性は、うまくいっていないのです。
もう壊れてるんです。
少なくとも、あなたの心が、壊れかけているはずです。
我慢といっても、程度の差があります。
ですが、基本的には、恋愛(恋人関係、夫婦関係)において、我慢は、一切必要ないです。
自分の気持ちや言いたいことを言えない
最初の我慢は、自分の気持ちや言いたいことを言えないことからはじまります。
この段階では、ほんの些細な我慢かも知れません。
自分の感覚に鈍感になってしまっている人だと、我慢していることにも気が付いていないかも知れないし、それほど、大きな問題もおこっていないと思います。
ですが、本音の言えない関係というのは、長期的によい関係は作れません。
- 本当は、もっと会いたい。
- もっと甘えたい。
- 次のデートは●●に行きたい。
心の奥底に勝手にしまった本音は、あなたの寂しさになります。
わかってもらえない寂しさから、イライラするかも知れないし、悲しくなるかも知れません。
でもそれ、相手にとっては、理由もないのにイライラしている人、勝手に悲しくなっている人で、わけがわからない状態です。
人によっては、最初は伝えていたけれど、伝わらなかった、理解してもらえなかったことから、諦めてしまったという人もいます。
もちろん、伝え方、コミュニケーションの取り方も大事ですが、伝わらない人、共感性のない人って一定数います。
その時に、
「伝わらないから、我慢してそれでも一緒に居よう」ではなく、「伝わらなくて苦し関係なら一緒にいるのは難しいかもな」という選択肢も持ってほしいのです。
この段階で、一緒に居て、苦しいのなら、この先ずっと苦しいですから。
暴言、暴力を耐えている人
「自分の気持ちや言いたいことを言えない」を我慢し続けた結果、相手をモラハラ化させてしまうというのは、よくあります。
また、我慢強い人が、モラハラやDV、ダメンズとマッチしてしまうと、見事にそれを育てあげてしまいます。(※男性が耐える側になる場合もありますので、男性の方は男女逆にしてお読みください)
そこに耐えてしまっている人というのは、スタートは、「自分の気持ちや言いたいことを言えない」些細な我慢をしてしまった積み重ねの先に出来上がった現実であるということです。
現状、ここにはまって抜け出せないという方は、通常の我慢をやめましょうというレベルのものではなく、”恐怖で支配されている状態”になってしまっているので、本当にもうここから抜け出したいと思うなら、その恐怖に打ち勝つ勇気が必要になります。
ただこの時、無理やりに一時的な混乱や、衝動で行動してしまうと、後から戻ってきてさらに依存が強まってしまうこともあります。
必要な方は必要なサポートを受けながら、抜け出していただけたらと思います。
我慢体質になってしまった根本原因
「言いたいことが言えない」という方は、子供の時に親へ「言いたいことが言えなかった」という人も多くいらっしゃいます。
私自身、親に言いたいこと(本音本心)を言えなかった、我慢してきた経験があります。
親に言いたいことを言った時に、”受け入れてもらえなかった”、”怒られた”などの経験があると、”自分の言ったことを安心して受けてもらえるんだ”という、感覚を持てずに大人になってしまいます。
そうすると、大人になっても自分の考えや言ったことを相手に受け入れてもらえる感覚が持てず、「否定されたら…」「これを言ったら嫌われるんじゃないか…」という感覚に、不安感が強くなってしまいます。
親に気持ちを言ったら➡否定された、怒られた
この積み重ねで、潜在意識の中に、私の考えは大切じゃない、私の気持ちは受け入れてもらえないなどのセルフイメージが蓄積されていき、
彼に気持ちを言ったら➡きっと否定される、怒られる
と、感じてしまい、言いたいことが言えなくなってしまいます。
恋愛で繰り返すパターンというのは、親との関係性の中で出来上がったパターンである傾向にあります。
親との関係性の中で出来上がったパターンを繰り返せる相手を無意識に選んでいるのかも知れません。
伝え方を知るだけで、改善できる問題も
言いたいことを言えなかった人は、言いたいことを言うという経験を積んできていないので、伝え方が不器用だったりします。
よくありがちなのが、勇気を出して伝えてみたそれが、
- オブラートに包みすぎてて全然意味がわからない
- 本当に伝えたいことが言えてない
という問題です。
伝えているつもりなのに、本当に大事なことが何1つ伝えられないまま、勘違いされてしまう、心がすれ違って関係性がうまくいかなくなってしまいます。
基本的には、素直にまっすぐ、Iメッセージで伝えるのがいいです。
Iメッセージとは、「私」を主語に話す話方です。
どうして、(あなたは)会ってくれないの?【Youメッセージ】
⇓
(私は)会いたいな。【Iメッセージ】
どうして、(あなたは)連絡してくれないの?【Youメッセージ】
⇓
(私は)連絡がなくて寂しかったな。【Iメッセージ】
本当の気持ちでの素直なコミュニケーションというのは、関係性を拗らせません。
もちろん、相手も健全な相手であるという前提ではありますが…。
コミュニケーションの取り方、拗らせているなと思う方は意識してみてください。
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