見捨てられ不安に苦しむあなたへ
「見捨てられるのが怖い…」と感じたことはありませんか?
- 恋人からのLINEの返信が少しでも遅れると、不安でいっぱいになる
- 「嫌われたのかも?」と焦って、相手の機嫌を取ろうとしてしまう
- 一人になるのが怖くて、別れを切り出せない
こんな経験があるなら、「見捨てられ不安」が関係している可能性があります。
見捨てられ不安とは、「相手が自分を見放してしまうかもしれない」という恐怖から、人間関係で過剰に不安を感じてしまう心理状態のことです。
見捨てられ不安があると、 恋愛が重くなり、相手に依存しすぎてしまい、 かえって関係が壊れてしまうこともあります。
- 何度も「好き?」と相手に確認する
- 連絡が少しでも遅れると、極端に不安になる
- 相手に尽くしすぎて、自分を犠牲にしてしまう
- 「自分が我慢すればいい」と思い、相手の言いなりになってしまう
- 相手の気分を損ねるのが怖くて、本音が言えない
このような行動をしてしまっていませんか?
この記事では、モラハラ・恋愛依存・愛着問題専門カウンセラーが、 見捨てられ不安の原因、そして具体的な改善方法を 実際のクライアントの事例とともに詳しく解説します。
【この記事でわかること】
✔見捨てられ不安の25項目診断チェック
✔見捨てられ不安が起こる原因(愛着スタイル)
✔恋愛・人間関係への影響
✔克服する7つのステップ
✔実際に克服した方の事例
✔カウンセリングでできること
読み終える頃には、見捨てられ不安から抜け出すための 第一歩を踏み出せるようになります。
見捨てられ不安とは?
見捨てられ不安とは、「大切な人に見捨てられてしまうのではないか」という強い恐怖を感じる心理状態のことです。
この不安の根本には、「自分は愛されないのではないか」「相手がいなくなったら生きていけない」という過剰な恐怖があります。
特に恋愛関係で強く現れることが多く…
- 相手の些細な言動に敏感になる
- いつも「見捨てられるのでは?」と不安
- 相手の期待に応えようと無理をしすぎる
- 相手が離れようとすると、しがみついてしまう
- 相手に合わせすぎて、自分を見失ってしまう
- 本音を言えず、相手の言動に振り回される
これらの行動は、「嫌われないために」「見捨てられないために」無意識にとってしまう反応です。
「私さえ頑張れば、大切にしてもらえるはず」
「見捨てられないように、相手の期待に応えなきゃ…」
こんな思考パターンがあると、恋愛のバランスが崩れてしまい、相手との関係が苦しくなってしまいます。
見捨てられ不安の行動動悸にあるのは『怖い』という感情です。
- 相手に見捨てられるのが怖い
- 相手が居なくなっちゃうのが怖い
相手の些細な言動や行動で、少しでも離れていこうとしていると感じる(実際どうかは別として)
と、『見捨てられるんじゃないか』という過剰な怖さを感じてしまいます。
見捨てられ不安と愛着スタイルの関係
愛着スタイルは、安定型、回避型、不安型、混乱型に分けられます。
『見捨てられ不安』は、特に『不安型』愛着スタイルの人に多く見られる特徴です。
特に愛に近づくことが出来ず、ドライで距離を置こうとする『回避型』とマッチングすることで、相手が距離を置こうとすると過剰に不安を感じてしまう『不安型』は、見捨てられ不安を強く感じ、共依存の関係性にもなりやすいという特徴があります。
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愛着スタイルについて、詳しい記事はこちら▼
大人の愛着障害セルフチェックリスト|愛着スタイルを知って恋愛のモヤモヤを解消する方法
【無料診断】見捨てられ不安チェックリスト
あなたの見捨てられ不安度をチェックしてください。
Part 1:恋愛関係での不安(7項目)
Part 2:行動パターン(7項目)
Part 3:思考パターン(6項目)
Part 4:身体症状(5項目)
診断結果
0-8個:見捨てられ不安は軽度
多少の不安はあるものの、 日常生活に大きな支障はない状態。セルフケアで改善できる可能性があります。
9-17個:中程度の見捨てられ不安
見捨てられ不安が恋愛に影響を与えているかも知れません。気になる方は一度専門家への相談を検討してください。関係性を拗らせる前に対処することで、よい関係が作れます。
18-25個:重度の見捨てられ不安
深刻な状態です。恋愛依存や共依存に陥っている可能性があります。専門カウンセラーのサポートをお勧めします。
見捨てられ不安の症状
恋愛面での症状
1.過剰な連絡
症状:LINEの返信が少し遅れただけで、何度もメッセージを送ってしまう。
具体例:
- 30分返信がないと不安で、追加メッセージ 。
- 「忙しい?」「怒ってる?」と連続で送る。
- 既読無視だと、パニックになる。
なぜ起こるのか:相手の愛情を常に確認しないと、不安で仕方がないため。
2.試し行動
症状:わざと相手を試すような行動をしてしまう。
具体例:
- わざと無視して、相手の反応を見る。
- 「もう別れる」と言って、引き止めてもらいたい。
- わざと嫉妬させるような行動をする。
なぜ起こるのか:「本当に愛されているか」を確認したいため。
3. 過剰な嫉妬
症状:相手が他の異性と話しているだけで、強い嫉妬心に襲われ、苦しくなってしまう。相手の過去の恋愛や友人関係まで気になって仕方がない。
具体例:
- 彼が女性の同僚と話しているのを見ると、心臓がバクバクする
- 元カノの話を聞くと、激しく動揺して質問攻めにしてしまう
- SNSで相手が異性に「いいね」しただけで不安になる
- 「私以外の女性と会わないで」と束縛してしまう
- 過去の恋愛について、細かく聞き出そうとする
なぜ起こるのか:「他の人に取られてしまうのでは」「私より魅力的な人がいるのでは」という強い不安から。自己肯定感が低いため、「私では不十分」と感じてしまい、他の異性が脅威に見えてしまうため。
4. 自己犠牲
症状:相手に嫌われたくないあまり、自分のことを後回しにして、相手のために尽くしすぎてしまう。自分の気持ちや時間、お金まで犠牲にしてしまう。
具体例:
- 自分の予定を全てキャンセルして、相手に合わせる
- 相手のために貯金を使い果たしてしまう
- 疲れていても、相手の要求を断れない
- 「私さえ我慢すればいい」と思って、自分を押し殺す
- 相手の夢のために、自分の夢を諦める
- 体調が悪くても、相手の世話をしてしまう
なぜ起こるのか:「相手のために尽くせば、見捨てられない」「私が価値を提供しないと、愛してもらえない」という思い込みがあるため。また、自分を犠牲にすることで、相手に必要とされている実感を得ようとしている。
5. 依存
症状:相手がいないと生きていけない気がして、相手に依存してしまう。相手の存在が自分の人生のすべてになってしまい、相手なしでは何もできないと感じる。
具体例:
- 「この人がいないと生きていけない」と本気で思う
- 相手がいないと、何も楽しめない
- 相手の予定に合わせて、自分の人生を組み立てる
- 相手と会えない日は、何もする気が起きない
- 友人や家族より、恋人を最優先してしまう
- 相手の意見がないと、自分で決められない
なぜ起こるのか:自己肯定感が低く、「自分一人では価値がない」と感じているため。相手の存在によって、自分の価値や存在意義を感じようとしている。また、一人になることへの強い恐怖がある。
6. 本音が言えない
症状:嫌われるのが怖くて、自分の本当の気持ちや意見を言えない。相手に合わせてばかりで、「本当の自分」を隠してしまう。
具体例:
- 本当は嫌なのに「いいよ」と言ってしまう
- 相手の意見に反対できず、いつも同意してしまう
- 傷ついたことを言えず、我慢してしまう
- 「こうしたい」という希望を伝えられない
- 不満があっても、笑顔でごまかす
- 「本当の私を知ったら、嫌われる」と思っている
なぜ起こるのか:「本音を言ったら嫌われる」「わがままを言ったら見捨てられる」という恐怖があるため。また、幼少期に「いい子にしていないと愛されない」という経験をしていることが多く、本音を抑圧する習慣が身についてしまっている。
7. しがみつき
症状:相手が離れようとすると、必死にしがみついて、別れを引き止めようとしてしまう。冷静に判断できず、感情的になってしまう。
具体例:
- 「別れたい」と言われると、泣いて懇願する
- 「私が変わるから、お願い」と何度も頼む
- 相手の家に押しかけてしまう
- 何時間も電話で話し続けて、引き止めようとする
- 「あなたがいないと死んでしまう」と脅しのようなことを言ってしまう
- 別れを受け入れられず、ストーカーのようになってしまう
なぜ起こるのか:「この人を失ったら、もう生きていけない」という極度の恐怖から。また、自分の価値を相手に依存しているため、相手を失うことは「自分の価値を失うこと」と同義になってしまっている。理性より感情が優先してしまう状態。
8. 「好き?」の確認
症状:相手の愛情を何度も確認しないと不安で、「好き?」「愛してる?」と繰り返し聞いてしまう。一度確認しても、すぐに不安になってしまう。
具体例:
- 1日に何度も「好き?」と聞いてしまう
- 「本当に?」「どのくらい?」とさらに確認する
- 相手が疲れているのに、愛情確認をやめられない
- 「私のこと、まだ好き?」と不安になる
- 相手が「好き」と言っても、信じられない
- 会うたびに「変わらず好き?」と確認してしまう
なぜ起こるのか:愛情に対する安心感がなく、常に「本当に愛されているのか」を確認しないと不安だから。幼少期に一貫した愛情を受けられなかった経験から、愛情が「いつ消えるかわからないもの」と感じてしまっている。確認しても一時的にしか安心できず、すぐにまた不安になる。
9. 一人が怖い
症状:一人でいることが耐えられないほど怖く、常に誰かと繋がっていないと不安。相手と離れている時間が苦痛で仕方がない。
具体例:
- 相手と会えない日は、ずっとLINEや電話をしていたい
- 一人で家にいると、寂しくて泣いてしまう
- 相手が仕事中でも、連絡がないと不安でたまらない
- 一人の時間を楽しめず、常に誰かといたい
- 相手が出張や旅行に行くと、パニックになる
- 夜、一人で眠ることが怖い
なぜ起こるのか:孤独への強い恐怖があるため。幼少期に一人にされた経験(親が忙しくて構ってもらえなかった、放置された等)や、見捨てられた経験がトラウマになっている。一人でいると「自分は一人ぼっちだ」「誰も必要としていない」という感覚に襲われてしまう。
10. 別れが怖い
症状:別れることへの強い恐怖があり、関係が苦しくても別れられない。相手からの別れ話を想像するだけで、パニックになってしまう。
具体例:
- モラハラされていても、「別れたらもっと辛い」と思う
- 「別れたら死んでしまう」と本気で感じる
- 別れ話を切り出すことができず、我慢し続ける
- 相手が「別れ」という言葉を言っただけで、動悸がする
- 「別れるくらいなら、どんなことでも我慢する」と思う
- 別れることを考えると、呼吸が苦しくなる
なぜ起こるのか:「別れ=見捨てられること=自分の価値がなくなること」と感じているため。また、「この人以外に愛してくれる人はいない」「もう恋愛できない」という思い込みがある。別れは「死」に等しいほどの恐怖として感じられてしまう。
人間関係での症状
11. 友人関係でも不安
症状:恋愛だけでなく、友人関係でも「嫌われたのでは」「見捨てられるのでは」と過剰に不安になってしまう。友人の些細な言動に敏感に反応してしまう。
具体例:
- LINEの返信が遅いと「嫌われた?」と不安になる
- 誘いを断られると「もう誘ってもらえないかも」と落ち込む
- グループLINEで自分だけ返信がないと、傷つく
- 友人が他の友人と仲良くしていると、嫉妬してしまう
- 「私、嫌われてないかな?」と何度も確認したくなる
- 友人の機嫌が悪いと、「私のせい?」と思ってしまう
なぜ起こるのか:見捨てられ不安は恋愛関係だけでなく、あらゆる人間関係に影響するため。「人は自分を見捨てる」という根本的な不安があり、友人関係でも同じパターンが出てしまう。人との関係全般に安心感を持てない状態。
12. 職場での過剰適応
症状:職場で「嫌われたくない」「評価を下げたくない」という不安から、過剰に頑張りすぎてしまう。上司や同僚の顔色を常に伺い、自分を犠牲にしてしまう。
具体例:
- 無理な仕事量でも断れず、引き受けてしまう
- 残業を頼まれると、疲れていても断れない
- 上司の機嫌が悪いと「私のせい?」と不安になる
- 評価が気になって、休日も仕事のことを考えてしまう
- 同僚に嫌われないよう、いつも気を遣いすぎて疲れる
- 自分の意見を言えず、上司の言いなりになってしまう
なぜ起こるのか:職場でも「見捨てられたくない(クビになりたくない、嫌われたくない)」という不安が働くため。また、「完璧でないと価値がない」という思い込みがあり、過剰に適応しようとしてしまう。人の評価が自分の価値だと感じているため、評価を気にしすぎてしまう。
13. 断れない
症状:人からの頼みごとや誘いを断ることができず、無理をしてでも引き受けてしまう。「NO」を言うことに強い罪悪感を感じる。
具体例:
- 忙しくても、頼まれると「いいよ」と言ってしまう
- 行きたくない誘いでも、断れずに参加してしまう
- 自分の時間を犠牲にしてまで、人を優先する
- 「断ったら嫌われる」と思って、何でも引き受ける
- 疲れているのに「大丈夫」と言ってしまう
- 「NO」と言おうとすると、罪悪感でいっぱいになる
なぜ起こるのか:「断ったら嫌われる」「わがままを言ったら見捨てられる」という恐怖があるため。幼少期に「いい子にしていないと愛されない」という経験をしており、「NO」を言うことは「悪いこと」と感じてしまう。人の期待に応えることで、自分の価値を感じようとしている。
14. 顔色を伺う
症状:常に周囲の人の顔色や機嫌を伺い、「怒っていないか」「嫌われていないか」を気にしすぎてしまう。相手の些細な表情の変化に過敏に反応する。
具体例:
- 上司の表情が少し曇っただけで「怒らせた?」と不安
- 友人の返事が素っ気ないと「何か悪いこと言った?」と気になる
- 会話中、相手の表情を観察しすぎて、自分の話に集中できない
- 相手がため息をついただけで「私のせい?」と思う
- 常に「今、どう思われているか」を気にしている
- 相手の機嫌次第で、自分の気持ちが上下する
なぜ起こるのか:「相手の機嫌が悪い=自分が見捨てられる兆候」と感じてしまうため。幼少期に親の機嫌を常に伺って生活していた経験から、相手の感情を察知することで「危険を回避しよう」とする習慣が身についている。過覚醒状態で、常に警戒している。
15. 「いい人」を演じる
症状:本当の自分を隠して、常に「いい人」「優しい人」を演じてしまう。嫌われないために、自分を偽り続けて疲れてしまう。
具体例:
- 本当は嫌なのに、笑顔で「大丈夫」と言う
- 不満があっても、文句を言わず我慢する
- 怒りを感じても、「いい人」でいるために抑え込む
- 「本当の私を知ったら、嫌われる」と思っている
- 常に周囲に気を遣い、自分を後回しにする
- 「いい人」でいることに疲れ果てている
なぜ起こるのか:「本当の自分」を出したら嫌われる、という強い恐怖があるため。幼少期に「いい子でいないと愛されない」という経験をしており、「ありのままの自分には価値がない」と感じている。仮面をかぶることで、見捨てられないよう自分を守っている。しかし、本当の自分を隠し続けることで、深い孤独感を感じている。
なぜ見捨てられ不安が起こるのか
1.幼少期の愛着形成
愛着形成とは:
幼少期(0-3歳頃)に、親(養育者)との関係で 形成される「人との関わり方の基礎」です。
安定した愛着が形成されると:
- 人を信頼できる
- 自分を大切にできる
- 健全な人間関係を築ける
不安定な愛着が形成されると:
- 人を信じられない
- 見捨てられる不安が強い
- 依存的な関係になりやすい
このような傾向を持ちます。
見捨てられ不安を持つ人の幼少期
以下のような経験がある場合、不安型愛着が形成されやすい傾向にあります。
親の愛情が不安定だった
気分によって優しかったり冷たかったりした。
条件付きの愛情
「いい子にしていないと捨てちゃうよ」「言うこと聞かないと置いていくよ」などと言われて育った。
親が精神的に不安定だった
うつ病、依存症、精神疾患など
親が忙しすぎた
構ってもらえる時間が少なかった
スキンシップが少なかった
抱っこ、頬ずり、手をつなぐなどがなかった
親子分離の経験
入院、施設、親の離婚など
→これらの経験により、「親の愛情は不安定で、いつなくなるかわからない」 という感覚が刻まれてしまう
※このような経験のある人すべてが不安型になるわけではありません。
2.過去の恋愛での傷つき体験
幼少期だけでなく、過去の恋愛での傷つき体験も、見捨てられ不安を強めます。
トラウマになりやすい体験:
- 突然の別れ(音信不通、浮気)
- モラハラ、DV
- 裏切り
- 「お前なんか誰も愛さない」と言われた
- 共依存関係だった
→このような経験が、「また見捨てられるのでは」という不安を生む
3.不安型愛着 × 回避型愛着のマッチング
見捨てられ不安が強い人(不安型愛着)は、なぜか距離を取りたがる人(回避型愛着)と恋愛関係になりやすい傾向があります。
不安型 × 回避型の悪循環:
不安型:近づきたい、確認したい
↓
回避型:重い、距離を取りたい
↓
不安型:もっと不安になって追いかける
↓
回避型:さらに逃げる
↓
不安型:ますます不安で追いかける
↓
関係が破綻
このパターンが、見捨てられ不安をさらに強めてしまいます。
愛着スタイルについて、詳しい記事はこちら▼
大人の愛着障害セルフチェックリスト|愛着スタイルを知って恋愛のモヤモヤを解消する方法
4.自己肯定感の低さ
見捨てられ不安の根底には、「私は愛される価値がない」という自己否定があります。
なぜ自己肯定感が低いのか:
- 幼少期に十分な愛情を受けられなかった
- 親から否定的な言葉を言われ続けた
- モラハラなどで人格否定された
- 失敗体験を受け入れてもらえなかった
→「私には価値がない」と思っているから、「見捨てられて当然」と感じてしまう
見捨てられ不安が恋愛・人間関係に与える影響
恋愛関係への影響
1. 相手に依存してしまう
「この人がいないと生きていけない」
2. 恋愛が重くなる
相手が息苦しさを感じる
3. 不健全な関係を選んでしまう
モラハラ、共依存
4. 関係が長続きしない
相手が疲れて離れていく
5. 自分を見失う
相手に合わせすぎて、自分がわからなくなる
モラハラ、共依存について、詳しい記事はこちら▼
【診断チェックつき】モラハラと共依存の関係|なぜ別れられない?抜け出す5つのステップと事例
人間関係への影響
1. 友人関係でも不安
「嫌われたのでは?」と常に心配
2. 断れない
嫌われたくないから、何でも引き受ける
3. 本音が言えない
「本当の自分」を出せない
4. 疲れる
常に相手の顔色を伺うので疲弊
5. 孤独
深い関係が築けず、孤独を感じる
心身への影響
1. 心理面
不安障害、うつ病、パニック障害、恋愛依存、依存
2.身体面
不眠、食欲不振または過食、動悸、慢性的な疲労、頭痛、めまい
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【チェックリスト付】モラハラ後遺症とは?症状・原因・克服法を専門カウンセラーが解説
見捨てられ不安を克服する7つのステップ
ステップ1:自分のパターンに気づく
まずは、見捨てられ不安のパターンに気づいていきましょう。
【やること】
1. チェックリストで診断
2. 自分の行動パターンを記録
3. 「なぜそう感じるのか」を考える
日記をつけるのがおすすめです。
- どんな時に不安を感じたか。
- その時、どう行動したか。
- 本当は、どうしたかったか。
記録をつけていくと、自分自身の行動パターン、思考パターンが見えてきます。
ステップ2:幼少期との関連を理解する
見捨てられ不安は、幼少期の愛着形成と深く関係しています。
【やること】
1. 幼少期を振り返る
親との関係は?
愛情を感じられた?
2. 今の恋愛と似ていないか確認
同じパターンを繰り返していない?
親との関係と恋人との関係
もしかして…同じパターンを繰り返していたのかも…
そう気が付けるだけで、思い込みというのは、ゆるめていくことができます。
ステップ3:自己肯定感を取り戻す
見捨てられ不安の根底には、自己肯定感の低さも関係してきます。
自己肯定感を取り戻し、「私は大切な存在なんだ」という感覚を取り戻していくことで、自分を傷つける人、大切にしてくれない人とは、一緒に居ない選択が出来るようになっていきますし、そういう相手とマッチングしなくなります。
【やること】
1. 自分の良いところを見つける
-毎日3つ、自分の良いところを書く
-小さなことでもOK
-「今日できたこと」を記録
2. 自分を大切にする
-好きなことをする時間
-美味しいものを食べる
-ゆっくり休む
3.自分を褒める
-朝起きた、凄い
-今日も仕事頑張ってるね
-一人の時間を楽しめた、 成長してるね
❶自己肯定感を取り戻す
- 自分の良いところを毎日書き出してみる
- 自分の好き、嫌いの感覚を大切にする
- 自分のための行動をする
- 無理に好かれようとせず、自分の価値を自分で認める
自己肯定感を取り戻すことで、自分で自分を大切にできるようになっていきます。
自己肯定感について詳しくは▼
[自己肯定感を高める7つの方法]準備中
ステップ4:境界線を引く
「自分」と「相手」を分ける
見捨てられ不安がある人は、 自分と相手の境界線が曖昧です。
境界線とは:
自分の領域と相手の領域を分ける心理的な線のこと
【やること】
1. 相手の問題は相手のもの
「相手の機嫌は相手が管理するもの」「私の責任ではない」
2. 「NO」を言う練習
小さなことからでOK、「今日は疲れたから〇〇できない」
3. 自分の時間を持つ
一人の時間を楽しむ、趣味を持つ
4. 相手に合わせすぎない
自分の意見を言う、本音を伝える
ステップ5:不安のコントロール
見捨てられ不安を感じたとき、衝動的に行動するのではなく、自分の気持ちを整理する時間を持つことが重要です。一度、立ち止まる習慣を持ってみましょう。
【やること】
1. 深呼吸
不安を感じたら、まず深呼吸を3回
2. 感情を言語化
「今、私は何を感じている?」 悲しい?、怖い?、腹が立つ?
3. 現実を確認
「これは事実?それとも私の思い込み?」
4. 衝動的な行動を避ける
すぐにLINEしそうになったら、10分待つ
「好き?」と聞きたくなったら、深呼吸
5. 安心できる行動をする
友人に電話、散歩、好きな音楽を聴く、日記を書く
ステップ6:恋愛以外の居場所を増やす
見捨てられ不安が強い人は、恋愛が人生のすべてになりがちです。恋愛以外の居場所を作ることで、恋愛しかない人生を抜け出していきましょう。
【やること】
1. 趣味を持つ
夢中になれるもの、一人でも楽しめるもの
2. 友人との時間
恋人以外の人間関係を大切に(女子会、ランチ、カフェ)
3. 仕事や勉強
キャリアアップ、資格取得、スキルアップ
4. 自己投資
習い事、ジム、美容
「恋愛以外にも楽しいことがある」と思えるようになると、相手への執着が自然と減ります。
ステップ7:専門家のサポートを受ける
見捨てられ不安からの回復は、一人では困難なこともあります。
カウンセリングで出来ること
- 見捨てられ不安のパターンを特定
- 幼少期のトラウマの癒し
- 愛着スタイルの改善
- 自己肯定感の回復
- 具体的な行動計画
- 継続的なサポート
見捨てられ不安でよくある質問
Q1. 見捨てられ不安は治りますか?
A. はい、改善された方は沢山いらっしゃいます。 見捨てられ不安は、幼少期の愛着が原因ですが、 大人になってから改善に取り組まれたかたばかりです。適切なサポートと取り組みで、 6ヶ月〜1年で変化を実感される方が多いです。
Q2. パートナーに理解してもらえますか?
A. 理解してくれるパートナーもいます。 ただし、相手が回避型愛着の場合、理解が難しいこともあります。 また、不安から来る、お試し行動や愛情確認など不安定さを支え続けるのは、簡単なことではありません。
今のパートナー、もしくは将来のパートナーのためにもあなた自身の問題は、解決しておくことで、安定したパートナーシップができるようになります。
Q3. 一人で克服できますか?
A. 軽度の場合は、セルフケアで改善できる場合もあります。ですが、何年も同じ悩みで悩み続けていらっしゃるのであれば、セルフケアで改善できるレベルのものではない可能性の方が高いです。一度、専門家で相談してみて下さい。
見捨てられ不安を克服した先に待つ幸せな未来
見捨てられ不安があると、恋愛にすべてを捧げてしまい、自分自身の人生を見失いがちです。
- 恋人がすべてになり、他のことがどうでもよくなる
- 「相手がいないと生きていけない」と感じてしまう
- 恋愛が終わったとき、すべてを失ったような虚無感に襲われる
このままでは、恋愛が終わるたびに心が壊れてしまうかもしれません。
しかし、見捨てられ不安を克服すると、人生は大きく変わります。
- 恋人に依存せず、自分の人生を大切にできる
- 「愛されるために頑張る恋愛」ではなく、「お互いを大切にし合う恋愛」ができる
- 恋愛、仕事、友人関係—すべてのバランスが取れた生き方ができる
「恋人さえいれば、他には何もいらない」という生き方から、「恋愛も、自分の人生も大切にする」という生き方へ—。
恋愛に振り回されるのではなく、自分の人生の主導権を取り戻し、心から満たされた関係を築ける未来を手に入れましょう。
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