「心理学を学んでも幸せになれない」本当の理由とその解決法
あなたは、どれだけの『時間』と『お金』を、心理学を学ぶために費やしてきましたか?
心理学は、自分を知り、人間関係を深く理解するための有力なツールです。
しかし、その知識を手にしても「幸せになれない」と感じる人が少なくありません。なぜそうなのか?この記事では、その理由を解明し、心理学を幸せに活用するためのステップを解説します。
心理学を学んでも幸せになれない理由
1. 知識だけでは現実は変わらない
心理学は「なぜこうなのか」を理解することはできますが、理解だけでは、現実は変わりません。
「なぜこうなのか」がわかるようになるというのは、現状理解と過去分析が出来るようになったということです。もちろん、それは最初の一歩としては、とても大切なことです。
ですが、現状理解と過去分析は、未来への行動変容ではありません。
注意して欲しいのは、『なぜ』がわかるようになると、とても気持ちがいいということです。
新しい知識を得て「なるほど!」と分かった瞬間、脳からはアドレナリンやドーパミンなどの快楽物質が分泌されてしまいます。
ここで快楽を得てしまうことで、現実は何も変わっていないのに、知識を増やすということを目的にし始めてしまいます。
このループにはまってしまうと、”知識だけは詳しいけれど、現実の伴わない人”になってしまいます。
心理学は、それを実践しなければ意味がありません。実践するためには、行動の変容が伴わなければなりませんが、知識を得るだけでは、行動は何も変容していないのです。
2. 自分に適用できない 『現在地』と『情報』のミスマッチ
心理学の理論を上から移植するだけでは、自分の状況に適用できません。
常々、お伝えしていることですが、情報というのは、あなたの現在地とのマッチングがあって初めて、自分に適用できます。
心にもステージマップがあります。あなたの現在地はどのあたりでしょうか?
問題の解決には、あなたの心のステージマップと問題に合わせた、情報、技法でのアプローチが必要です。
詳しくはこちらも合わせてご覧ください。
3. 過去のトラウマや潜在意識の力を過小評価
過去のトラウマや潜在意識の問題については、心理学を学んだだけでは、解決しません。
これらの問題を解決するには、心理療法でのアプローチが必要になってきます。
つまり、知識を得て仕組みを知ることと、問題の解決のためにアプローチできる技法というのは、別のものなのです。
4. 自己理解不足
幸せは人によって違うものですが、『自分にとってどんな状態が幸せ』なのかがわからずにいる場合、考えずにただ歩いているだけになることがあります。
心理学を学んでやって欲しいのは、自己理解です。
- どんな時に幸せですか?
- どんな時に楽しいですか?
- どんなことが得意ですか?
- どんなことで満たされますか?
答えは、人それぞれです。たった1つの共通解なんてものはありません。
ですが、心理を学んで幸せになれない人というのは、学ぶことでどこかに答えがあるんじゃないかと探し求めている人が多いです。
心理学の中に答えがあるのではなく、心理学を学ぶことで自分の中の答えを見つけられる自分になってくださいね。
5. 過去の問題探しが目的になっている
心理学を学び始めると、一度は陥りがちな問題が、いつの間にか過去の問題探しが目的になってしまうということです。
- 子供の時の〇〇の経験が、、、
- インナーチャイルドが、、、
- アダルトチルドレンが、、、
- トラウマが、、、
そんなものは、ハッキリ言って、探せば探すだけ出てきますし、それっぽい理由をこじつけて、なんだかその問題のせいで前に進めないような気がしてくるものです。
心理は、未来の幸せに向かって使うものです。
そのために必要な通過点として、過去を扱うことはあります。ですが、それを目的にしてしまった瞬間から、過去の問題探しをするめの人生になります。
そんな人生欲しいですか?
心理学を幸せに活用する3つのポイント
1. 行動を伴う実践をする
学んだことは、1つでもいいので、実践してみるという習慣をつけていきましょう。
実践からしか現実は変わりません。
実践して→うまくいく
このループを回すことで、学ぶことで行動が止まらず、実践することで脳が報酬を得るというループに入ることができます。
2. 自分にとっての幸せを見つける
自己理解から、自分にとって幸せとはなんなのかを見つけていきましょう。
他人と比較せず、自分にとっての『幸せ』を明確にしてください。
世間一般的な幸せと言われているものたちが、あなたにとっても幸せとは限りません。
あなたには、あなたの幸せの形が必ずあります。
3. 専門家の力を借りる
心理のプロとして活動したいわけでないのであれば、問題解決には信頼できるプロの力を借りるという選択肢をもっていただけたらと思います。
というのも、知識を学びすぎることで、かえって現状を拗らせてしまう、頭でっかちになって問題解決になっていない人がとても多いんです。
そこにかけた、時間もお金も無駄になってしまいます。
プロの力を借りることの方が、解決が早いです。
セッションについて、詳しいご案内はこちら▼
心理学を学んでも幸せになれなかった人の体験話
理論に依存しすぎて疲れたAさん
私はもともと、理論を理解するのが好きなタイプだったのもあって、心理を学び始めた時に、自分の問題がどんな仕組みでそうなっているのかがわかることがとても楽しかったです。
ですが、学んでわかっても、現状は何も変わりませんでした。
そのうち、「相手は〇〇だから、こんなことするんだ」という相手の行動分析ばっかりしだして、、、でも、相手を分析したって、相手が変わるわけじゃないので、苦しい現状はないも解決しなかったです。
あっこさんと出会ってはじめて、現状を変えるための取り組みをしていくことができるようになりました。
理論を学んでも解決はしないんだなぁと今ならわかります。
自分分析で自己否定に落ちた人
母がとても過干渉で、ヒステリックな人だったんです。
心理学を学んで、私の今の生きづらさの原因が、子供のころの母親との関係性が原因なんだろうなということが、自己分析出来たんですね。そこまではよかったのですが、、、
「どうして私ばっかり、、、」って、悲しくなってしまって。
母が原因なら、もう私には変えられないんじゃないかと思ったし、あれもこれもうまくいかない自分が全部嫌になってしまって、自己否定ばかりしてしまいまいした。
セッションを受けて、母との問題も、結局問題として持ち続けているのは自分自信で、自分次第で手放していけることがわかりました。
今は、自分に自信を取り戻して、自分らしく活動できているなと思います。
まとめ – 心理学は未来に向かって使いましょう
心理学は、あなたが幸せを手に入れるための、有力なツールですが、使い方を間違えるとかえって現状を拗らせてしまいます。
- 実践:学んだ知識は行動に変えて実践していきましょう。
- 自己理解を深める:自分にとっての幸せを定義しましょう
- 専門家の力を活用する:知識があることと、症状を改善する技法は別物です。自分ひとりで抜け出せない問題は専門家の力を借りることで、問題解決をすすめることができます。
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