恋愛依存と愛着|“どうしても離れられない私”から抜け出す完全ガイド

恋愛依存と愛着

「暴言も無視も、“私が悪い”って思ってしまう」
「やめたほうがいい恋愛だって、頭ではわかってるのに…」
「“離れなきゃ”と思うのに、勇気が出せない」

こんなふうに、恋愛になると自分じゃなくなる感覚に苦しんでいませんか?
優しくされた一言が忘れられない。
連絡がないだけで、心が空っぽになる。
そして傷つくたびに「どうしてこんな相手を選んでしまうんだろう」と自分を責めてしまう。

その苦しみの原因は、意志の弱さや性格の問題ではなく、無意識に書き込まれた愛着のパターンが原因かも知れません。

本記事では、恋愛依存やモラハラ、共依存に悩む女性が、愛着スタイルや脳の報酬回路が引き起こす“自動反応”として解きほぐし、あなたがあなた自身の人生の“主導権を取り戻す”ための再設計方法をお伝えします。

この記事で得られること

  1. モラハラや共依存の関係性から抜けられない“本当の理由”が明確になる
  2. あなたの依存傾向と愛着スタイルを“可視化”するセルフチェック
  3. “主体的に人生を選ぶ私”になるための具体的な思考と行動ステップがわかる

依存から抜け出すのに必要なのは、
「相手を変えること」でも、「感情を我慢すること」でもありません。

自分でも気づかないうちに反応してしまう“思考や感情のクセ”再設計していくことです。

目次

恋愛依存とは?──「好き」と「執着」の違いがわからなくなるとき

「四六時中、恋人のことばかり考えてしまう」
「返信がないだけで息苦しくなる」
「彼の一言に一喜一憂してしまう」

こんなふうに、恋愛になると感情が制御できなくなる経験はありませんか?
そしてそのたびに、「私って依存体質なのかな…」「感情的で重い女だよね」と、自分を責めていないでしょうか。

でも、そのしんどさは、あなたの“性格”や“意志の弱さ”が原因ではありません。
それはもしかすると、「恋愛依存」という状態になっているだけかもしれません。

恋愛依存とは?

恋愛依存とは、恋愛関係に過度に執着し、相手なしでは自分の存在価値を感じられない状態を指します。

恋愛そのものに依存するのではなく、「恋愛がないと自分の価値を保てない」状態を指します。
とくに大きな特徴は、“安心”や“愛されている感覚”を、相手の反応だけに求めてしまうところにあります。

恋愛依存の正体と、セルフチェック方法はこちらで解説しています。
👉恋愛依存とは?原因・特徴・克服方法を徹底解説

例えば、こんな行動や感情が起きていませんか?

📱行動💔感情
LINEの既読未読を何度も確認してしまう返信が遅いとパニックになる
SNSで相手の行動を監視してしまう会えない時間が不安でたまらない
もっと●●してよ!と感情を爆発させる●●してくれないなんて愛されてないと感じる

こうした反応は、あなたの中にある“愛されたいスイッチ”が過剰に反応しているサインかもしれません。

原因は、“反応のクセ”が脳に組み込まれているから

恋愛依存は「感情のコントロールが下手」なわけでも、「自立できていない女」なわけでもありません。

それは、あなたの中にある

  • 愛着スタイル(幼少期に形成された“愛され方のクセ”)
  • 報酬系の反応(脳が快・不快を学習した結果)
    が、無意識に反応してしまうことで、同じ恋愛を“繰り返してしまう”構造があるのです。

恋愛がなぜこんなにも苦しくなるのか?を愛着と自己肯定感の視点から整理した記事もぜひ読んでみてください。
👉恋愛が苦しい理由と、抜け出すための3ステップ

こちらの記事では、恋愛依存が自己肯定感・愛着・孤独耐性・トラウマなど、複数の心理要因から成り立っていることを詳しく解説しています。
👉恋愛依存の原因と克服法|依存から自立した恋愛へ

あなたはどうですか?

  • 恋愛になると感情が暴走してしまう
  • 自分の価値より相手の気持ちを優先してしまう
  • 離れたほうがいいとわかっていても、手放せない

どれか1つでも当てはまるなら、
“無意識の依存スイッチ”がONになっているのかもしれません。

そんな状態から抜け出すには、「自分の依存傾向」と「その背景となる愛着スタイル」を知ることが第一歩です。

👉恋愛依存から抜け出したいあなたへ では、原因別に対応する方法も紹介しています。

愛着スタイルと恋愛依存の関係──「なぜあの人に執着してしまうのか?」

「もうやめよう」と思っても、また似たような恋愛を繰り返してしまう。
モラハラ、不倫、重い恋愛、体だけの関係…。

それは、あなたの中にある“愛され方のクセ”=愛着スタイルが関係しているかもしれません。

愛着スタイルとは、幼少期に親や養育者との関係の中で形成された、「人とのつながり方のパターン」のこと。
この“無意識のパターン”が、大人になった今も、どんな恋愛を選ぶか・どんなふうに反応するかに大きく影響しています。

愛着スタイルの4タイプと、恋愛依存の関係

愛着スタイルには4つのパターンがあり、そのスタイルによって、恋愛でハマりやすい関係性や反応パターンが大きく異なります。

【安定型】
特徴:他者を信頼し、自分も相手も尊重出来る。安定した関係を築ける。
背景:幼少期に親から安定した愛情をうけてきた。
具体例:パートナーが忙しくてLINEの返信が遅れても、特に心配になることはない。他者とオープンに感情を共有でき、仕事でもプライベートでも円滑な関係を築ける。

回避型親密恐怖と疑似安全
特徴:他者に依存せず、感情を抑えがち。親密な関係を避ける傾向がある。
背景:幼少期に親が過剰に干渉、もしくは無関心であった。
具体例: 恋愛において「一人でいた方が気楽」と感じ、相手が距離を詰めようとすると冷たく接してしまう。職場などでも必要最低限のコミュニケーションしかしないという人も。

【不安型】愛され確認ループ
特徴: 相手からの愛情を過剰に求め、見捨てられることへの恐怖が強い。
背景: 幼少期に親からの不安定な愛情を経験。
具体例: パートナーが短時間連絡をしないだけで、「嫌われたかもしれない」と不安になる。友人に何度も「大丈夫?」と確認してしまい、相手に負担をかける。

【混乱型】情緒ジェットコースター
特徴: 回避型と不安型が混ざり合って不安定。親密さと距離感の間で葛藤する。
背景: 幼少期に親からの不安定な反応やトラウマ。
具体例: 誰かに頼りたいと思うものの、「裏切られるかもしれない」という思いもあり一歩を踏み出せない。恋愛では相手を試すような行動を取ってしまい、関係を混乱させる。

愛着【安定型】は、特に問題が起きませんが、【回避型】【不安型】【混合型】の人は、心の底では愛を欲しがりながらも、愛に安心できないという ダブルバインドを抱えていて、恋愛のたびに苦しさを繰り返してしまいます。

大人の愛着障害については、こちらでも詳しく解説しています。
👉愛着障害とは?その原因、特徴、克服方法を徹底解説

無意識に「過去と似た相手」を選んでしまう理由

私たちの脳は、“過去と似た刺激”に安心感を覚えるようにできているため、たとえ苦しかった過去でも、「慣れたパターン」を無意識に再現しようとします。

つまり、愛着スタイルが不安定だと、

  • 安心よりも“不安に慣れてしまっている”
  • “見捨てられそうな人”にしがみつく

というふうに、恋愛の「選び方」や「執着の仕方」がクセとして自動的に同じパターンで動いてしまうのです。

あなたの愛着スタイルをセルフチェックしてみよう

あなたは、自分がどの愛着スタイルに当てはまるか、知っていますか?

「自分の愛着スタイル」を知ることは、恋愛依存から抜け出すための最初の一歩です。

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あわせて読みたい
👉大人の愛着障害セルフチェック|愛着スタイルを知って恋愛の不安と人間関係のモヤモヤを解消する方法

愛されたい=安心したい、という本能的な反応

恋愛依存の根底には、「愛されたい」という欲求だけではなく、
もっと深いところにある「安心したい」「拒絶されない場所にいたい」という本能的な欲求があります。

恋愛に執着してしまうのは、「感情が重いから」ではなく、あなたの心が“安心”を求めているから

だからこそ、

  • 自分のパターンに気づくこと
  • そしてその反応を「選び直す力」を育てること

この2つが、恋愛依存から抜け出すために欠かせないプロセスなのです。

このように、愛着スタイルは“恋愛”の土台を作っています。
「やめたいのにやめられない」のには、こういった無意識の土台からの心のクセが隠れているのです。

もう1つ、やめたいのにやめられない理由として、脳の報酬回路と快楽ホルモンのループがあります。
次の章では、脳が苦しい恋愛にハマる仕組みを紐解いていきます。

報酬系ループとドーパミンの罠──恋愛依存が止まらない“脳の仕組み”

「LINEが来た。それだけで、ほっとしてしまう。」
「また繰り返すことなんてわかっているのに、少しの優しさに全部許してしまった…」

こんな経験、ありませんか?

これは、“意思の弱さ”でも“感情が重いから”でもありません。
脳の仕組みがそうさせているだけなんです。

脳の報酬系とは?──“一瞬の快”がクセになる仕組み

人間の脳には「報酬系」と呼ばれる領域があり、
“嬉しいことが起きそう”と感じたときに、ドーパミンという快楽ホルモンを出します。

たとえば…

  • 長時間放置されたあとに、急に優しくされた
  • ケンカのあとに「ごめんね」と言われて、抱きしめられた
  • 冷たかったのに、急に「会いたい」と連絡が来た

この“落差”があるほど、脳は「快感!」と強く記憶します。
そしてこの刺激を「また欲しい」と感じ、苦しい恋愛であってもやめられなくなる仕組みができてしまうのです

恋愛で報酬系が暴走する瞬間とは?

恋愛依存の人が陥りやすいのは、「安心」ではなく「刺激」に脳が反応してしまう状態です。

  • 【冷たい→優しい】の振れ幅が大きいほど、脳はドーパミンを放出
  • その一瞬の“報酬”のために、どんな苦しさも我慢しようとしてしまう
  • いわば、“恋愛中毒”状態

これは、いわゆる「条件付き強化」と呼ばれる心理反応でもあります。

「恋愛=報酬」になってしまった脳を、どう変える?

では、どうしたらこの“恋愛中毒の脳”から抜け出せるのでしょうか?

まず、「好きだからこんなに苦しいだ」という解釈が間違っているのかも知れないと気が付くことです。
「好きだから」と思うと、どんなに苦しい相手でも一緒に居たいと思ってしまうのは当然です。

ですが、その気持ち「好き」ではなく、報酬系の仕業かも知れないってことです。
快・不快の繰り返しが、あなたの中に「この人が必要だ」という錯覚をつくってしまっているのです。

「好き」という感情はいくらでも勘違いで作り出せてしまうのです。
そして、悲しいことですが、この脳の仕組みを利用して、恋愛感情の搾取をしてくる人達が世の中にはいます。


長期的な取り組みにはなりますが、ここから抜け出すには、「自分で報酬を作る」という取り組みをしてみてください。

  • 朝の散歩で気持ちのいい空気を吸う
  • 自分のために美味しいものを作る
  • 予定を詰めずに、自分のペースで過ごす

こうした“自分で満たす快”の体験を増やすことで、
「人から与えられる刺激」への依存は、自然と下がっていきます。

あなたの脳は、がんばってきただけ

「また依存しちゃった」
「どうして私だけ、恋愛が苦しいんだろう」

そう思っていたかもしれません。
でもそれは、あなたの“意思”が弱かったのではなく、あなたの脳が報酬系ループとドーパミンの罠にハマっていただけです。
そのループに気づいた今、少しずつ「選び方」を変えていくことができます。

共依存・モラハラ・“ダメ男”ループの真相

「また怒らせてしまった…私が悪かったのかもしれない」
「暴言も無視も、私さえ我慢すればうまくいく…」

そんなふうに、自分を責めながらも離れられない関係に悩んでいませんか?

モラハラ(モラルハラスメント)の関係性は、一見すると「強い側(加害者)」と「弱い側(被害者)」の構図に見えます。
でも実際には、それぞれが“心の奥に抱えた問題”によって、無意識に役割を分担している関係です。

モラハラ関係が生まれる条件

  • 被害者=愛着不安で境界線が薄い
  • 加害者=価値確認を「支配」でしか得られない

被害者の特徴:愛されいるか不安で境界線が引けない

モラハラ被害者になりやすい人には、共通する深層心理があります。
それが、「見捨てられるのが怖い」という 強い愛着不安と、「相手に嫌われないように、自分を抑えこむ」という 境界線の希薄さです。

  • 相手の機嫌を優先して、自分の意見や感情を飲み込む
  • 暴言や無視にも、「私が悪かったから」と自分を責める
  • 本音を伝えることに、強い罪悪感がある

これは、幼少期に「無条件に愛される安心感」を得られなかった人に多く見られます。
親の顔色を伺いながら育った経験が、大人になっても「見捨てられないための努力」を恋愛に再現してしまうのです。

加害者の特徴:自己価値を「支配」でしか確保できない

一方、モラハラの加害者も、根底には深い「不安」や「無価値感」を抱えています。

  • 他人をコントロールすることで、自分の優位性を保とうとする
  • 相手が言い返してこないことに、安心する
  • “支配できる関係”でしか、自分の存在価値を感じられない

つまり、支配=自分の価値確認になっている状態です。
このような人は、自己肯定感が著しく低く、パートナーに自分の不安をぶつけてしまうという傾向があります。

被害者、加害者が惹かれ合ってしまう“共依存の構造”

ここで注目すべきは、「傷つける人」と「傷つけられる人」が、なぜ繰り返し出会ってしまうのか?という問いです。

その答えは、「共依存」という構造にあります。

  • 被害者は、「自分を犠牲にしてでも愛されたい」
  • 加害者は、「自分の価値を他者の上に立つことで確認したい」

お互いのニーズが、ねじれた形で一致してしまっているのです。

これが、
「離れたほうがいいと分かっているのに、なぜか惹かれてしまう」
「暴言や支配があっても、“この人じゃなきゃダメ”と思ってしまう」
という苦しい関係を、繰り返してしまう理由です。

モラハラ関係の“構造”を知ることが、抜け出す第一歩

この関係は、感情だけで動いているのではなく、愛着 × 自己肯定感 × 無意識の役割という構造で成り立っています。

「これってモラハラなのかも?」と感じているなら、こちらの記事で具体的なチェックリストや特徴、抜け出すためのヒントをまとめています👇
モラハラが起きる心理構造と、関係から抜け出すための考え方

「好きなのに苦しい恋」を作る5つの無意識トリガー

「好きなはずなのに、苦しい」
「もうやめたい、でも、やめられない」

こうした恋愛を繰り返してしまう背景には、あなたの中にある“無意識の思い込み(心のクセ)”が関係しているかもしれません。

それは、自分でも気づかないまま抱えてきた “愛の条件”や“役割のスクリプト”
今回は、そんな“苦しい恋”を引き起こしてしまう代表的な思い込みを5つご紹介します。

❶ 愛される=役に立つこと、と思い込んでいる

「何かをしてあげなきゃ、私には存在価値がない」
「役に立たなかったら、見捨てられる」

こんなふうに、“尽くすこと”でしか愛を得られないと感じている状態
これは「条件付きの愛」しか知らずに育ってきた人が、無意識に抱えがちな心のクセです。

恋愛でも、相手に尽くしすぎてしまい、自分の感情や限界を無視してしまう原因になります。

❷ 本音を言うと、嫌われる気がする

「こんなこと言ったら、面倒な女だと思われそう」
「空気を悪くしたくないから、我慢しよう」

これは、“拒絶される不安”が強い人が抱えやすい心のクセです。
本音を飲み込み、相手に合わせることを優先してしまうことで、自分が何を望んでいるかがわからなくなり、苦しさを生みます。

❸ ケンカ=関係が壊れる、と思っている

多くの人が「衝突=悪いこと」と思いがちです。
でも、健全な関係では、ぶつかることを通じて相互理解が深まります

「ケンカ=終わり」と思ってしまう人は、常に“関係が壊れる不安”に怯えながら恋愛している状態。
その緊張感が積もるほど、安心できる関係を築くことができなくなってしまいます。

❹ 愛=刺激やハラハラ、だと思っている

「穏やかな恋愛だと物足りない」
「追いかけている時が一番ドキドキする」

これは、幼少期から“落ち着いた愛”を知らないまま育った人に起こりやすい誤認です。
安定よりも「冷たい→優しい」など、極端な感情の波を愛と勘違いしてしまうのは、脳の報酬系の学習にも関係しています。

❺ 愛されたい=我慢しなきゃ、と思っている

「相手を受け入れることが愛情」
「イヤなことを我慢してこそ、関係は成り立つ」

この思い込みは、恋愛における自己犠牲を美徳としてしまう心のクセです。
でも、本当の愛は“我慢の上に成り立つもの”ではなく、“お互いを尊重するもの”。

我慢を続ける恋愛は、やがてあなたの自己肯定感を奪っていきます。

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👉恋愛・夫婦関係で「我慢しすぎると壊れる」理由

これらの心のクセは、「あなたのせい」ではない

どれも、“あなたが過去の経験から学んできた”だけの反応パターンです。
意志の弱さではありません。

そして、これらのクセを持っている人の多くは――

✔ 子どもの頃、親や周囲の顔色を伺ってきた
✔ 愛されるために「いい子」でいようと努力してきた
✔ 自分を後回しにすることが当たり前になっている

そんな “心のクセ”を背負ったまま、大人の恋愛で繰り返しているだけなのです。

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👉 恋愛が苦しい理由と、抜け出すための3ステップ

“ダメ男脚本”の終わらせ方

「いつも、似たような“ダメ男”を好きになってしまう」
「ちゃんとした人を選びたいのに、また同じパターンにハマってしまう」
「どこかで“この人もそうだ”と分かっていたのに、惹かれてしまった…」

こんな恋愛パターンに心当たりはありませんか?

それは、あなたがダメ男好きだからではありません。
“愛され方”を知らないまま大人になり、「過去の痛み」を癒そうとする心の仕組みが動いているからです。

恋愛で“過去の経験”を再現してしまう脳(心)のクセ

私たちの脳は、「知らないもの」より「知っているもの」に安心感を覚えるようにできています。

たとえそれが、

  • 否定され続けた経験
  • 感情を押し殺してきた日々
  • 我慢しないと愛されなかった子ども時代

であっても――
脳にとっては“慣れた感情”であり、再現しようとしてしまうのです。

“ダメ男”を引き寄せる、あなたの中の「未消化ニーズ」

ここでカギになるのが、未消化のまま心に残っている“愛されたい欲求”です。
これは、多くの場合、子ども時代に「親との関係性の中で十分に満たされなかった感情」として形成されます。

あなたの中の未消化ニーズとは…

  • 「ちゃんと見てほしかった」
  • 「何があっても大切にされたかった」
  • 「私のままで愛してほしかった」

こうした“子どもの頃に叶えられなかった願い”が、大人になっても「恋愛の中で取り返そうとする」形で浮上してくるのです。

その結果――
無意識のうちに「どこかあの頃と似た空気を持つ相手」を選び、
同じように頑張り、同じように苦しむ――
過去の再現ドラマのような恋愛を繰り返してしまうのです。

「選ぶ側の私」になるための、恋愛再設計の2ステップ

Step1:“恋愛パターン”を言語化

「どんな相手を選んでいるか?」
「どんな時に心が揺れるのか?」
過去の恋愛を振り返り、「自分の無意識の選び方」を言葉にしていきます。

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Step2:愛されたい条件を書き換える

「こんな彼が好き」ではなく、
「どんな関係性を私は望んでいるのか?」を明確にすることで、選ぶ視点が変わります

【“私が選ぶ条件”5つ】例:

  • 会話のキャッチボールができる
  • 不安を煽るような言動がない
  • 私の時間・仕事・感情を尊重してくれる
  • 感情の浮き沈みをぶつけてこない
  • 私の自己成長を応援してくれる

このリストが、あなたの新しい恋愛選定フィルターになります。

上記2ステップに取り組んでみたけれど、どうしても行動が変えられない、苦しさから抜け出せないという方は、もっと深い部分へアプローチしていく必要があります。
今度こそ、根本の問題からしっかり改善していきたい方は、LINEよりご連絡ください。

過去の恋愛に“後悔”はいらない

あなたが過去に“苦しい恋愛”を選んでしまったのは、その人に依存したかったからではなく、「未消化ニーズ」を解消したかったからです。

でも、その傷を癒すのは「彼」ではなく、自分の人生を“主体的に選べる私”に進化したあなた自身です。

次の章では、実際に「恋愛スプリクトを書き換えたクライアントたちのリアルな変化」をご紹介します。

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Before→After|”依存恋愛”や”苦しい関係”から抜け出したクライアントのリアル

「今度こそ、変わりたい」
「もう、“私らしくない関係”は終わりにしたい」

そう願って、セッションに来られた方たちは、恋愛・仕事・人生にわたって大きな変化を遂げています。

この章では、実際に“依存的な恋愛”“苦しい関係””いつも同じパターンで傷つく”問題から抜け出し、
自分の人生を再設計したクライアントさんのBefore→Afterを紹介します。

※守秘義務の観点から、一部内容を編集・改変しています。

Case A:モラハラ彼との関係から抜け出し、自分の人生を歩みはじめたAさん

あっこさん
一年もの長い間ありがとうございました。一年前、泣きながらあっこさんに連絡したことを思い返していました。
心臓がキューっとなって、居心地の悪いのが普通になっていつも緊張していた気がします。今から思うと自分でそれを選択していたような、そうじゃなきゃ私なんかが仕事で評価されて良い訳ないと深層心理で思ってたように思います。
そう言うドロっとしたものを手放して、心地いい関係、楽しい仕事を選択しても良い、って思えるようになりました。本当に一年間ありがとうございました。そのうち、よりパワーアップしたくなると思いますので、あっこさん、その時まで、また。

Before|常に我慢。自分を抑え込み「私が悪い」と責め続けていた

彼女は、モラハラ気質のあるパートナーとの関係のなかで、日常的な人格否定や暴言を受けていました。
それでも「私が至らないから」「私さえ我慢すれば」と、自分を責める日々。

職場でも“完璧な私”を演じ続けながら、内心では「私には価値がない」と思い込んでいたそうです。

After|「私を犠牲にしない選択」ができるように

セッションを通じて、彼女は「我慢こそが愛」だった恋愛の脚本を手放し、“心地よさ”を判断基準にした人生の選択ができるように。

その後、彼とはお別れし、自分のキャリアを活かした仕事で昇進・海外出張など日々忙しく活躍中です。

苦しい関係に終止符を打っただけでなく、職場の人間関係も大幅に改善。チームメンバーとも良好な関係を築けるように。

Case B:“正しさ”で塗り固めた結婚生活から、やっと抜け出せたBさん

こんばんは!ご無沙汰しております!
12月になり、大阪より圧倒的に寒い日が続いていらしゃるかと思いますが、いかがお過ごしでしょうか。

先日、無事に離婚届けを提出出来ました。
子どもも私も、名前や戸籍を変更したり、銀行の名義とか保険証の名前も変えたり、まだまだ忙しくしています!

改めて、あっこさんのおかげで自分の答えをだすことができたし、やっぱり離婚してよかったなーと日々感じています。
本当にありがとうございました。

Before|感情も自由も失っていた。怖くて、離れられなかった。

モラハラ的な夫への怖さから、感情を麻痺させながら生きる日々

「子どもがいるのに、離婚なんて…」
「名前を変えるのも、手続きも、全部怖い…」
そんな不安のなかでも、「このままじゃ、私が壊れる」とどこかで感じていた彼女。

「でもやっぱり動けない」――そんな思いを抱えながら、セッションに来てくれました。

After|「やっぱり、離婚してよかった」

彼女が選んだのは、「感情を殺して生きる結婚生活」ではなく、「自分と子どもを大切にする未来」でした。
恐怖に支配されていた心が、“安心できる選択”を少しずつ選べるようになり、彼女は、恋愛や結婚に“縛られる側”から、“選ぶ側”へと変わっていったのです。

セッションを通じて、離婚だけでなくご両親にも素直に頼れるようになったり、気持ちを伝えられるように変化していきました。

今では、お子さんと2人で暮らしながら、幸せな日々を過ごされています。

Case C:「もうダメだ」と思っていた人生が、まさかの幸せな結婚生活を手に入れる人生になったCさん

あっこさーん、お元気ですか?

女の子を出産しました!会陰切開が嫌すぎて潜在意識が動いたのか、まさかの帝王切開でのお産になりました。
そして、男の子と聞いていたのに女の子というサプライズ笑
まだ入院中ですが、母子ともに元気に過ごしています!

妊娠中~出産のことを思っても今の旦那と過ごせて本当によかったと思うし、さらにかわいい子供も産まれて幸せです。あとは、出産準備の時も自分の父母にめちゃくちゃおねだししてみることができたし、家族関係もなんだかほぐれてきたように感じます。

あっこさんのセッションで、もうダメだと思ってた人生が全く変わりました。涙涙です。
本当にありがとうございます。

あっこさんのXチェックしてますよ~!
またインスタライブなどお知らせ待ってます。ではでは取り急ぎご報告でした。

Before|自分を責め続け、何も信じられなかった日々

Cさんは、”幸せな結婚をしたい”と望みながら、2度結婚したものの、モラハラ気質、話が通じない相手とのマッチングを繰り返し、離婚。
自分の選択を信じられなくなり、このままではまた繰り返し続けるのではないかという危機感からセッションにきてくれました。

自分では望んでいないのに、なぜかそうなってしまう…まさに心のクセの選択のループにハマっている状態でした。

After|ずっと望んでいた幸せな結婚を手に入れ、ご出産

セッション期間中に、再度婚活にチャレンジし、幸せな結婚を手に入れた彼女。

これまで心のクセを手放して、思いやりのある心が通じ会える男性と出会うことが出来ました。
これまで苦労する恋愛が当たり前だった人にとって、幸せを受け取るということが難しくなっていることもあります。今まで慣れ親しんできたこととは真逆だからです。
そういった違和感を乗り越えていく必要がありますが、幸せを受け取れるところまで、伴走させていただきました。

恋愛依存・モラハラから抜け出すための「3つの再設計ワーク」

「分かっているのに、やめられない」 「こんな恋愛もう繰り返したくないのに、また同じパターンに…」

そう感じているあなたへ。 この章では、恋愛依存・モラハラ関係から抜け出し、「自分で選べる恋愛」へと進むための3つの再設計ワークをご紹介します。

ワーク①|1日3行ログ

感情と行動の「観察と記録」で、思考のクセに気づく

そのために必要なのは、「書き出すこと」です。

ここでおすすめなのが、《1日3行ログワーク》

今日、心が動いた瞬間は?
▶ 例:「彼の返信が遅くて不安になった」

その時、どんな気持ち・考えが湧いた?
▶ 「私、大切にされてないのかも」

その気持ちは、過去の何に似てる?
▶ 「小さい頃、親に無視された時の気持ち」

このログを続けることで、自分の中にある

  • 恋愛の反応パターン
  • 傷つきやすさの根っこ
  • 「安心」や「愛」をどう定義してきたか

が、少しずつ“言語化”できるようになります。

恋愛依存を終わらせるための第一歩は、「自分のパターン」に気づくことです。

ワーク②|自分で満たせる私になるワーク

「彼の反応がないと不安になる」から抜け出し、自分で満たせる私へ

  • 「優しくしてくれないと、不安になる」
  • 「相手が変われば…」と思い続けてしまう
  • 「LINEがこないだけで、自分がいけなかったのかと責めてしまう」

こういう人は、「相手の反応=安心感」として条件づけられた外部依存の強い人です。このワークは、「外部報酬(相手の反応)」への依存を減らし、自己報酬(自分の選択に満足できる)へと切り替えていくトレーニングです。

「私は、相手から○○してもらいたい」と思うことを5つ書き出す
 例:「安心させてほしい」「優しくしてほしい」「大切にしてほしい」

その横に、「それを自分にどう与えられるか?」を書く
 例:「安心=今日の自分を“よく頑張ったね”と褒める時間をとる」「自分の予定を最優先にスケジューリングする」「小さな成果をメモして自分に〇をする」

外部依存が強まると、「自分の幸せの源」が他人任せになります。
逆に、自分の“満たす習慣”を増やせば、相手の反応に振り回されにくくなります。

ワーク③|“私が選ぶ条件”リスト

恋愛で“選ばされる側”から“選ぶ側”へシフトするフィルターづくり

以下のような、自分だけの「恋愛選定フィルター」を作成してみましょう。

例:

  • 感情をぶつけてこない人
  • 私の時間・感情・仕事を尊重してくれる人
  • 安心感がベースにある関係を築ける人

恋愛依存の人は、一時の感情や、相手のおしに負けて、気が付いたら、「選ばされている」という状態に慣れすぎています。本当の意味では、選んでいない状態です。

このワークは、「選ぶ側」としての基準を自覚し、行動に移すステップです。

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3つのワークは、

  • 自分を観察する力
  • 自分を満たす力
  • 新しい行動を選ぶ力

を育てる「自走の土台」のための再設計ワークです。
LINEでは、これらを実践するためのPDFワークシートと「7日間ログ記入フォーマット」も配布中。

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FAQ|恋愛依存・モラハラから抜け出すための よくある質問

Q1. 「頭では分かっているのに、離れられません」

▶ “依存”している相手から離れようと思う時、「好きでなくなったら離れられるのに」と考える人も多いのですが、気持ちがあるままで、自分のために離れるという選択肢を持ってみてください。離れてから気持ちのケアをしていくという方法もあります。

また、今感じている気持ちは、”共依存の構造にハマっているだけ”かも知れません。特に、【冷たい→優しい】という落差に対して脳はドーパミンを分泌しやすく、「少しの優しさ」に依存してしまう仕組みがあります。
離れるときは、“気持ちが残っていても離れる”選択があってもいいのです。

Q2. 「また同じような恋愛をしてしまって落ち込みます…」

▶ 心には、慣れた感情パターンを繰り返すという仕組みがあります。
「再現」してしまう脚本があることに気づくだけでも、一歩前進です。

Q3. 「モラハラに気づいたけど、子どもがいると離婚は難しいです」

▶ ”モラハラ=離婚しなければならない“ということではありません。自分の問題と向き合った結果、夫との関係性も改善されたという方もいらっしゃいます。
また、”離婚=子供のためによくない”ということもありません。離婚されて、幸せになっている方も沢山いらっしゃいます。
まずは、あなた自身がどうしたいのか、考えていきましょう。

Q4. 「自分の愛着スタイルが不安型か回避型かわかりません」

▶ 両方の傾向を持っている、「混乱型」というのもあります。心のことは目に見えるものでないので、型に当てはめきれるものでもありません。あくまで傾向の1つとして、参考程度にとらえてください。

Q5. 「行動を変えても、なぜか不安が消えません」

▶ 不安は“消すもの”ではなく、“感じていいもの”。
不安は、無理になくそうとせず、“そっと隣に置く感覚”を持ってみてください。「また不安になってるな」と気づけるだけでも、あなたは変化し始めています。

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